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金沢市で「四季を彩る加賀友禅 いろIRO展」 着物や小物など390点一堂に

着物から友禅シャツ・ドレス・指スケボーまで幅広い作品が並ぶ

着物から友禅シャツ・ドレス・指スケボーまで幅広い作品が並ぶ

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 展示会「四季を彩る加賀友禅 いろIRO展」が現在、石川県庁近くの「石川県地場産業振興センター」(金沢市鞍月2、TEL 076-268-2010)じばさんギャラリーで開催されている。

【VRで読む】石川県地場産業振興センターで開催中の「四季を彩る加賀友禅 いろIRO展」

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 同展では県内の加賀友禅作家25人が、着物や洋服、スニーカー、小物やアクセサリーなど390点を出品し、一部販売もする。「工房文庵」(高尾3)の太田正伸さんは「清雅堂」(加賀市山中温泉)とコラボした新作の「指スケボー」を展示・販売。自身の作品をモチーフに、キーホルダーとしても使える小型のスケートボードを制作した。平野利明さんは、若い女性に流行している「二重リボン」を絹に手描き友禅で制作。世代を問わず、加賀友禅を楽しめる作品も多く出品されている。

 今回の展示では目玉として、作家7人が制作した新作の「KAKEJIKU 彩四季」を発表した。一般的な掛け軸とは趣を変え、洋間やオフィス、ホテルの部屋など幅広いシーンを想定した、12点の作品が並ぶ。

 「KAKEJIKU 彩四季 桜花富士を飾る」など4点を制作した加賀染振興協会・副理事長の杉浦伸さんは「既存の友禅から離れ、どこにでも飾れる気軽さと伝統を併せ持った商品の開発を目指した。2020年開催の東京オリンピックも踏まえ、日本だけでなく外国の方にも喜んでいただけるよう意識している」と話す。

 杉浦さんは「それぞれのコーナーや作家ごとに個性や発想力があり、面白いアイデアを発信する展示会になった。ベテラン作家から若手の新しい感性まで、一カ所で楽しめる機会。ぜひ会場に足を運んでいただき、お気に入りの作品を見つけていただきたい」と呼び掛ける。

 開場時間は9時~17時。入場無料。9月2日まで。

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