石川の特産品を販売する「白山ゲートウェイ とくみつTaanTo(タント)」(白山市徳光町、TEL 076-287-5522)が4月16日、北陸自動車道、徳光パーキングエリア横にオープンした。
【VRで読む】徳光PA横にオープンした「白山ゲートウェイ とくみつTaanTo」
イタリア語で「たくさん」という意味の「タント」という名前の通り、食品や工芸品、衣料や雑貨にいたるまで、県内の特産品を中心に4500アイテムをそろえた。入り口正面には、猛毒とされるフグの卵巣を使った「ふぐの子糠漬」の加工品など地元産品を並べ、白山市内の商品のアンテナショップ的な役割も果たす。
施設を開発・運営するライフ・ハウジングの営業課長、伊藤祐臣さんによると、高速道路の利用客以外にも使いやすいよう県道側からの駐車場を増設し、全体で約2倍の400台が駐車できるようにしたという。同施設の他にも、ラーメンや海鮮丼などの店や、ハンバーガーのキッチンカーが並び、松任海浜公園にも程近い立地を生かして、ファミリー層の利用も見込む。
オープン初日から地元客を中心に賑(にぎ)わい、施設の目玉でもある「黄金のトイレ」を写真に収める人の姿も多く見られたという。
壁一面に貼られたタイルは、石川県の伝統工芸であり、世界文化遺産にも登録された「縁付金箔(えんつけきんぱく)」で加工。合計3,000枚を使い、きらびやかな空間に仕上げた。
さらに現在はコロナ対策により使用禁止となっているが、男女それぞれ一室だけ、金ぱくでコーティングした便座を設置。さまざまな分野に応用される加工技術をみることができる。
伊藤さんは「縁起の良い場所になるよう願いを込めた。白山市の魅力を発信していくゲートウェイ(中継地点)となるよう、県内外の方に親しんでもらえるような施設にしたい」と話す。
営業時間は9時~19時。