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金沢市民芸術村でこれからの人とのつながりを考える「アワ・プライベート・トーラス展」

Yappotukaのオーギカナエさんとウシジマヒトシさん

Yappotukaのオーギカナエさんとウシジマヒトシさん

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 それぞれ国内外で立体作品などを発表するオーギカナエさんとウシジマヒトシさんによるユニット、Yappotuka(ヤポッカ)の展覧会「OUR PRUVATE TORUS(アワ・プライベート・トーラス)」が現在、金沢市民芸術村アート工房(金沢市大和町、TEL 076-265-8300)で開かれている。

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 旧紡績工場の赤レンガ倉庫を改装して作られた建物には、自転車のタイヤの金属部分である「リム」を連ね、回転する光を当てることでその輪が大きく広がっていく作品など、「トーラス(輪)」をテーマにした作品を展示。ウシジマさんによると、トーラスとは位相幾何学でドーナツの形をしたもので、向きを変えつながることで多次元になるため、「これからの世界に必要な『連携』による未知への可能性を『トーラス』になぞらえた」という。初日には、参加者がリムを転がして絵を描くワークショップも行われ、多くの家族連れが楽しんだ。

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 映像作品では人々が乾杯する様子を映し出し、新型コロナウイルス禍により人と直接つながることが難しくなり分断が進む中、会うことができない人の輪を象徴的に表した。「乾杯をしたときの晴れ晴れとした気持ちは世界をプラスにする要素」と捉え、金沢での展示をきっかけに、今後もユニットのテーマとして取り組んでいくという。

 オーギさんは「コロナにより自分と向き合う時間が増えたことで、自分たちの小さな輪が全体につながっていくということを再認識した。まずは難しく考えずに作品を感じてもらいたい。この展覧会が、内向きの視線を外側に広げていくきっかけになれば」と語る。

 開館時間は10時~18時。入館無料。11月14日まで。

後援申請20141009