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千里浜海岸そば「道の駅 のと千里浜」に毘沙門天の大砂像完成 疫病退散へ願い

毘沙門天を制作した、砂像クリエーターの古永健雄さん

毘沙門天を制作した、砂像クリエーターの古永健雄さん

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 のと里山街道「千里浜IC」からすぐの「道の駅 のと千里浜」(羽咋市千里浜町、TEL 0767-22-3891)で、オープン以来設置されていた砂像の作り替えが行われ、高さ3メートルの新砂像「毘沙門天(びしゃもんてん)」が完成した。

【VRで読む】のと里山街道「千里浜IC」すぐの「道の駅 のと千里浜」に毘沙門天の大砂像完成

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 2017(平成29)年にオープンした同店は、自然栽培米やサツマイモの「能登紅はるか」、「のとしし」と呼ばれるイノシシ肉の加工品など羽咋市の特産品を販売するほか、レストランやジェラート店などが併設。石川県の代表的な観光地でもある千里浜海岸に近く、砂浜を走行した車を洗う設備もあることから、地元客だけでなく観光客も多く訪れる場所となっている。

 敷地内の足湯横にある広場には、千里浜海岸の砂を使ったサンドアート(砂像)が通年設置されており、制作した羽咋市砂像協会により補修管理されているが、3年が経過し傷みも大きくなってきたことから作り替えとなった。新作は、高さ3メートル、幅5メートルの毘沙門天像で、足元には羽咋市の特産品である米とイノシシ、背後には白鳥やUFOなど羽咋市の名物がデザインされている。20トンの砂を使い、協会員3人で延べ2週間をかけ完成させた。勝利の神である毘沙門天に、疾病退散の願いが込められている。

 同協会副会長で砂像クリエーターの古永健雄さんによると、千里浜の砂は粒子が細かく均一なため鋭利な線を作ることができ、立体的に細かい部分まで表現できるのが特徴だという。古永さんは「今年は新型コロナの影響で千里浜砂像のイベントもなくなったが、その分、毘沙門天の制作に力を入れることができた。千里浜の砂でしか作ることができない、表情の豊かさや立体感を間近で見てもらい、砂でこんなことができるのかと驚いてもらえるとうれしい。これからも砂像を通して、羽咋の良さをたくさんの人にPRしていきたい」と語る。

 「道の駅 のと千里浜」の営業時間は9時~18時(レストランは現在、11時30分~14時の短縮営業、水曜定休)。

 古永さんの砂像は同店のほかにも、石川県庁近くのベーカリー「アルティジャーノ金沢店」(金沢市藤江北4)で志村けんさんを追悼して作った「バカ殿城」、「金沢港クルーズターミナル」(無量寺町)で全長7メートルのクルーズ船「パシフィックビーナス」も見ることができる(11月まで)。

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