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丸八製茶場が無料のほうじ茶テークアウトスタンド 土日限定で茶の楽しみ方提案

この日提供されていたのは、台湾茶2種をブレンドした浅煎りのほうじ茶

この日提供されていたのは、台湾茶2種をブレンドした浅煎りのほうじ茶

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 丸八製茶場が、金沢の事務所に「駅西広岡テイクアウトスタンド」(金沢市広岡1)を開設し、ほうじ茶の多種多様な楽しみ方を提案する「FREE TEA!」を土日限定で行っている。

【VRで読む】金沢駅から徒歩3分の場所に、丸八製茶場が無料のほうじ茶テークアウトスタンドを開設

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 ほうじ茶の焙煎(ばいせん)技術に特徴のある丸八製茶場では、さまざまな品種の茶葉をほうじ茶にする試みを積極的に行い喫茶で提供するなどしている。新型コロナウイルスによる営業自粛で使うことのできなくなった茶葉を無駄にしたくないと、5月中旬からテークアウトサービスを始めた。珍しい品種の茶葉を使ったいれたてのほうじ茶を無料で味わってもらい、その奥深さや楽しみ方を知る機会を提供する。使用する茶葉は日によって異なり、自由な発想で生み出されるほうじ茶の世界を楽しめる。

 当初、緊急事態宣言が解除されれば終了する予定で始めたが、客からの評判がよいことや、今後も新たな挑戦の場にしていきたいと、スタンドは継続することにした。夏場にはオンザロックのほうじ茶や、水出しでゆっくり抽出する方法など、お茶のいれ方のバリエーションも提案していく予定。

 同社では、昨年7月にお茶について学べるラボを併設したほうじ茶の茶室をオープンしており、スタッフとの会話を楽しみながらコース仕立てでほうじ茶を楽しめる空間となっている。客の率直な反応を知りたいと、オンラインショップでは試飲キャンペーンなども実施している。

 広報担当の世古美千代さんは「茶葉の種類についてはあまり語られないほうじ茶だが、品種や生育場所、焙煎(ばいせん)で味わいや香りが全く異なる。多くの人にほうじ茶の楽しみ方を知ってもらい、情報交換の場にしたいと考えている。これから積極的にイベントなどを企画し、新しいほうじ茶の可能性を探っていきたい」と語る。

 駅西広岡テイクアウトスタンドの営業時間は、11時~13時、14時~15時半(今後変更の可能性あり)。不定期での開催となり、予約が必要。

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