食べる 買う

金石港近くにカフェ新店 自家焙煎した「金棒茶」、築80年の古民家で提供

築80年の古民家をリノベーションした「Ten riverside」の店内

築80年の古民家をリノベーションした「Ten riverside」の店内

  • 26

  •  

 カフェ「Ten riverside」(金沢市金石西1、TEL 076-213-5117)が2月22日、金石港近くにオープンした。

【VRで読む】金石港近くにカフェ「Ten riverside」がオープン

[広告]

 店舗は倉庫や漬物店として使われていた築80年以上の古民家を、「金沢工業大学」(野々市市)の建築学科・竹内申一教授の研究室がデザインを担当し、リノベーション。「廃虚」をテーマに内壁や梁(はり)を残し、エントランスには学生たちが金石海岸で拾った流木をディスプレーする。

 運営するのは、複合施設「コッコレかないわ」を拠点に地域活性化事業などに取り組む「加賀建設」。地元・金石地区で長年親しまれてきた金棒茶(かなぼうちゃ)の魅力を広く伝えたいとプロジェクトを立ち上げ、店内で自家焙煎(ばいせん)し、製造・販売する同店をオープンした。

 店内にはテーブル5卓10席と、木曳川の河口を望むカウンター6席を設ける。提供するのは、ハンドドリップかサイフォンが選べる「金棒茶」(600円)。茶菓子として、同社オリジナルのテトラポット型・一口もなか「テトラモナカ」が付く。ミルクとブレンドした「金棒茶ラテ」(650円)や、フルーティーな中に金棒茶の香りが立つ「金棒茶バナナシェイク」(700円)も。

 フードメニューとして、米粉を100%使った生地でトッピングを挟む「白どら」を用意。能登の粗塩と県内産玄米あられを使った定番の「あんバターホイップ」(500円)のほか、季節替わりで旬のフルーツを挟んだスイーツ系2種、ポテトサラダやベーコンなどを挟むデリ系1種をラインアップする。

 同社の爲家彩里さんは「金棒茶は、ほかでは味わえないフルーティーな味わい。目の前を流れる川を眺めてゆったりした時間をすごしていただければ。金棒茶のティーバッグも販売しているので、香りや味を店舗で体験し、おうちでも楽しんでもらいたい」と話す。

 営業時間は10時~16時。水曜・木曜定休。

後援申請20141009
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース