金沢市内のカレー店の販売プロモーション拠点「金澤ななほしカレー hanare」が複合施設「Machiya5」(金沢市安江町)1階に12月7日、オープンした。
【VRで読む】複合施設「Machiya5」に「金澤ななほしカレー hanare」がオープン
金沢市役所近くで「世界で一番金沢らしい金澤カレー」をコンセプトに営業する「金澤ななほしカレー」(広坂1)が、金沢駅前別院通り商店街近くの金澤町家を改修した同施設の一区画に出店。「金澤ななほしカレー」では昨年12月に「真空急速 冷凍カレー便」のオンライン販売を開始し、レトルトではない本物の味を全国に届けている。
同店について、店主の西橋俊光さんは「金澤らしさをうたうからには、オンラインショップとして運営していても金澤町家の実店舗を拠点として発信していきたいと考えた。今後はこの空間を生かして、試食会やイベントを行っていきたい。冷凍カレー便の知名度を全国に広めていく第一歩になれば」と設立の意義を話す。
「金澤ななほしカレー」では「金澤美粋なKOGEIカレーセット」を用意しており、九谷焼作家・赤地径さんが製作した工芸カレー皿に盛りつけて提供している。同店でも赤地さんの工芸カレー皿を展示し、格子窓から自由に見られるようにした。今後はコラボする若手工芸作家を募り、新たな工芸カレー皿を製作・提供していく「2020金澤ななほし工芸カレープレート」プロジェクトを企画する予定。
同店の運営サポーターを務める安久豊司さんは「国立工芸館が移転してくる2020年は、金沢にとって工芸元年となるのでは。金澤らしさを追求する金澤ななほしカレーとして、地元の工芸作家を応援していければ。味だけでなく、思いやストーリーも多くの方に伝えていきたい」と話す。
問い合わせは「金澤ななほしカレー」(TEL 076-232-5707)まで。