ハンドメードアクセサリーの店「piñata(ピニャータ)」(金沢市東山1)が6月9日、金沢・東山のシェア型町家「LOCOLOCO higashi」の2階にオープンした。
【VRで読む】東山のハンドメイドアクセサリー店「piñata」
オーナーの岡島栞さんは金沢市出身。幼い頃から手芸やものづくりに親しみ、独学で刺しゅうを施した小物などを作るようになり、2016(平成28)年に同ブランドを立ち上げ。さらにアクセサリーも手掛けるようになり、イベントに出店したりSNSなどで情報を発信したりするうちにファンが増え、「商品を直接手に取っていただける機会を増やしたい」と実店舗を設けることにしたという。
ピニャータは、メキシコなど中南米の祭りや誕生日のお祝いで使われる、お菓子やおもちゃなどを詰めたくす玉人形のこと。「ピニャータのようにかわいいアイテムが飛び出してくるような場所を作りたい」と名付けたという。
商品は、ビーズ刺しゅうやスパンコール刺しゅう、レースなどをあしらったピアスやイヤリングを中心にそろえる。ビーズやスパンコールを使ったアイテムは、土台となるパーツにそのまま素材を付けていく手法で立体的に作り、どの角度から見ても美しく見えるよう仕上げる。花や葉っぱなどをモチーフにしたレースは、奈良県の職人が手染めしたものを使う。
岡島さんは「自分自身、身に着けたいと思うものを作っている。『ほかでは見たことがない』と喜んでくださるお客さんが多くてうれしい」と笑顔を見せる。「質の高い素材を使い、優しい色味やビンテージのような風合いのアイテムが多いので、幅広い年代の女性に楽しんでいただけると思う。地元の方も散歩がてら気軽に立ち寄ってもらえたら」とも。
店舗はアトリエを兼ねており、事前に連絡があれば店内でアクセサリー作りのワークショップにも対応する。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜・木曜・土曜定休。