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金沢の無農薬野菜レストランが閉店 農事組合法人立ち上げ、新展開に意気込み

多くの常連客が来店し、同店をしのんだ

多くの常連客が来店し、同店をしのんだ

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 カフェレストラン「Life Community MEGLI」(金沢市赤土町、TEL 076-256-0980)が4月25日に閉店し、農事組合法人「MEGLIY」として再スタートする。

【VRで読む】盛況の中、閉店する「Life Community MEGLI」

 運営するのは「トモファームあゆみ野菜」として農業を営む、鍋嶋智彦さん・亜由美さん夫妻。無農薬野菜の栽培に力を入れる鍋嶋さんは、自家栽培の野菜の直売所と併設し、新鮮な食材を使った料理を提供する同店を2016年11月にオープンした。子育て中の女性が来店しやすい、働きやすい店を目指し、開店から2年半で目標だった「毎日満席」を達成するほどの人気店となった。

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 しかし、手間を要する農業と店舗の両立は難しく、野菜の収穫量にも影響していたという。今月、農家として事業拡大するため、農事組合法人「MEGLIY」を設立。初心に帰って本業の無農薬野菜作りに力を入れようと、店の閉店に踏み切る。24日には子どもを連れたママ層や、店で仲良くなったという女性グループが集い、閉店を惜しんだ。

 今後は畑の面積を3~5倍に増やし、生産する品目数も現在の80種類からさらに増やしていく予定。店は直売所として残し、自社栽培の野菜のほか、県内などで無農薬野菜を栽培する農家の販売先としての役割も担う考え。オーガニック野菜などを取り入れる飲食店などにも、積極的に卸を行いたいという。

 鍋嶋さんは「カフェレストランとしては営業を終了するが、これからの無農薬農家へのサポートや、無農薬野菜に関する知識を多くの方に広めていきたい。無農薬野菜を栽培・販売する中で、どこで買えるのか分からない、売っている店が少ない、という声が多く聞かれたので、直売所の拡大や営業、自社宅配などを通してもっと身近に購入できるシステムをつくっていければ」と意気込む。

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