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金沢でAI活用支援のフォーラム 昨年開催のセミナーから誕生したAIも紹介

昨年のセミナーの様子。この活動で実際に誕生したAIの紹介も行われる予定。

昨年のセミナーの様子。この活動で実際に誕生したAIの紹介も行われる予定。

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 AIでVRコンテンツを自動作成する技術を開発する全景(金沢市大豆田本町、TEL 076-234-7077)は4月17日、同社が昨年開催した、ディープラーニングを学ぶセミナーを通じて実現した開発事例の発表と、AIを軸とした「新しいコラボレーション発掘のためのフォーラム」を開催する。

会場のITビジネスプラザ武蔵4階オープンサロン「CRIT」

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 「ZENKEI AIセミナー」と銘打った昨年のセミナーは、AI開発を特殊な人による難しい技術と「食わず嫌い」している技術者や経営者が少なくない現況について、「これからの地方の発展にはマイナスになる」と同社が開催。自社の事例を基に、約半年にわたってディープラーニングの実習セミナーを展開した。

 昨年のセミナーでは、農業や医療などでの具体的テーマが受講者から持ち込まれ、実地の学習としてディープラーニングを行い、本格的な開発に向けた目算を付けた。実際に、加賀野菜・五郎島金時の集荷時の等級付け判定をディープラーニングで行うシステムが製品化された。

 当日は、粟ヶ崎の五郎島金時を主力に農業の6次化に積極的に取り組んでいる農業生産法人「かわに」(粟崎町)の河二利勝さんが、同判定システムの開発背景と、その過程の様子や今後の展望について語るほか、COM-ONE(能美市旭台2、TEL 0761-51-7727)社長の米田稔さんが「写真から寄生虫の種類をAIで判定する金沢大学との取り組み」を発表する。同大学(金沢市角間町)の山本洋准教授が登壇し、「江戸のくずし字をAIで解読するプロジェクト」についても語る予定。

 主催する同社全景ラボラトリーの責任者・市來さんは「ディープラーニングは、一定の敷居さえ超えれば誰もが利用して素晴らしい成果を期待できる技術」と話し、「技術者ではない受講参加者が持ち込んだアイデアが、実際の開発につながり今春に完成した。その他に持ち寄られる案件も有望で、今回、AI利用の身近な現実を知ってもらうと同時に、さらにより多くのAI使いの人材を生み、具体的な開発案件として持続的な成果を上げていきたい」と話す。

 会場はITビジネスプラザ武蔵(金沢市武蔵町14)の4階オープンサロン「CRIT」。開催時間は18時30分~21時。参加無料。申し込みはホームページで受け付ける。

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