甘栗専門店「甘栗 金澤堂」(金沢市笠市町5、TEL 076-299-5771)が金沢駅前別院通りにオープンして1カ月がたった。
【VRで読む】金沢駅前別院通りにオープンした「甘栗 金澤堂」
1984(昭和59)年から続く甘栗専門店「春日堂」(富山県高岡市)の姉妹店。地元だけでなく石川県からの客も多かったことから金沢に出店した。「宵越しの栗は売りません」をモットーに、毎朝焼き上げる栗をその日のうちに販売する。
使用する栗は上質な「天津甘栗」。室内の湿度に合わせて火加減や時間などを調整しながら、専用の釜を使って焙煎(ばいせん)する。水あめをかけることで、むらなく火を通すとともに皮の表面に艶を出すのが特徴。店長の鍛治さんは「栗そのもののおいしさを伝えるため、伝統の技術を守りながら丁寧に焼いている」と話す。
商品は、普段使い用の袋入り(小=750円、並=1,400円、大=2,100円)と贈答用丸箱入り(並=2,600円、大=3,800円)を用意。「栗は縁起が良く、これからの時期、卒業や入学、就職などのお祝いにもお勧め」という。
「甘栗はかつてデパートや駅などでよく販売されていたが、最近は少なくなっている。でも、栗好きな方は多く、遠方から通ってくださる方もいらっしゃる」と鍛冶さん。「伝統の味を守り伝えて、金沢の方にかわいがっていただけるような店になれたら」と意気込む。
営業時間は10時30分~。売り切れ次第終了。火曜定休。