金沢のイオンシネマ金沢フォーラス(金沢市堀川新町3)で2月3日、劇場版「金沢シャッターガール」が公開初日を迎え、現役女子高校生をはじめとしたキャスト8人による舞台あいさつが行われた。
桐木憲一さん原作の東京の隠れたスポットを紹介するコミック「東京シャッターガール」の金沢版として実写化された同作。金沢を中心に石川県内で全てのロケが行われ、北陸新幹線の開業で変化する「金沢」と主人公の「心の成長」を重ね合わせたストーリーを展開。地元の学生を中心としたキャストたちが自分たちの住む街で、金沢弁で等身大の女の子の日常を演じている。
舞台あいさつでは、現役の高校生たちが女優・俳優として撮影に挑んだ思い出話や、お薦めのシーンなどを話した。公開初日は節分ということもあり、「福は内」の掛け声でヒット祈願の豆まきを行い、観客を楽しませた。
主人公を演じた小牧那凪(旧名・のえる)さんは映画に参加し感じたこととして「主演のプレッシャーがあったが、撮影で訪れた先の皆さんやスタッフの方に支えてもらい、演技の楽しさを覚えることができた」と話す。監督の寺内康太郎さんは「石川県といえば、雨が多い土地。それが生活の一部になっていることを作中に自然と取り入れることができ、満足している。笑いが起こるようなシーンも含まれているので、面白いと感じたところには反応していただけたら」と話す。
石川県内の映画館7館で現在公開中。東京では9日から「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」(港区)で公開予定。