「発酵食大学」(運営=ウーマンスタイル、金沢市新保本、TEL 076-227-8062)がこのほど、「発酵食エキスパート1級」に加え2級と3級の認定資格を増設する。
金沢市近郊を中心に約1200人の女性モニターが登録し、地域密着のマーケティング・プロモーションを行う同社が運営する同校は2013年に開校。発酵食が注目される中、首都圏でもサテライト校を開設するなど活動範囲を広げている。延べ受講者数は、大学=166人・大学院=79人・武蔵小杉校=56人・通信部=932人。
これまでの認定資格は、同大学院を修了し試験に合格した「発酵食エキスパート1級」だけだったが、大学や通信部など受講生が増える中で要望に応える形で新資格を設けた。資格取得者はこれまで約70人。自宅で料理教室を開催するほか、飲食店でのメニュー開発、ヨガスタジオやエステ、マッサージなど飲食以外にも美容の視点で活用するケースが多いという。
新設される資格は、同大学かサテライト校で単位取得の上、筆記試験に合格する2級(4月新設)と、通信部を修了後ウェブ試験に合格する3級(6月新設)。共に、発酵食を暮らしに生かす知恵と実践法を取得し毎日の食生活で実践できるレベルを目指す。毎年の資格取得者数について同校では、1級=40人・2級=100人・3級=500人を想定する。認定期間は1年で資格保持には更新料が必要となる。
ウーマンスタイル代表取締役の成田由里さんは「資格の活用については自身が考えるものとし、素地がある人は各自の事業で生かしてもらえれば。1級取得者が全国で認定校を立ち上げ、石川の発酵食文化を伝えるべく全国でしっかりと育ってもらいたい。発酵食のメリットは保存性・栄養価・時短などもあり、今後は忙しく働く女性に関心を持ってもらえるよう活動していきたい」と話す。
受験料・更新料はおのおの、1級=1万円・2級=8,000円、3級=5,000円。