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不動産売り主に販売状況をリアルタイムで提供-野々市の業者が新システム

不動産売却で新システム

不動産売却で新システム

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 石川県の不動産仲介業「さくらホーム」(野々市市若松町)が2月15日、新システム「売却名人」の運用を始めた。

売り主むけ新システムの運用を開始した「さくらホーム」

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 同システムは不動産の売却を同社に依頼した売り主へ向けたもので、インターネットを利用し、パソコンやスマートフォンから、所有する不動産物件へのアクセス数や物件を見学に訪れた案内件数、電話や来店を通して問い合わせがあった反響件数を、いつでもリアルタイムで見る事ができるもの。

 従来、物件の状態は2週間に1度、担当営業マンが各売り主に書面で報告するのみで、売り主からの信頼性は低く、得られる情報量も極めて少なかった。同システムを導入し、直接的に情報を公開することで、売り主の当事者意識を高め、価格の見直しや他物件との比較などの売却に向けての具体的な策を見いだしやすくなるという。併せて、「営業マンの負担を軽減し、結果として生産性や販売力を高めることにつながる」とも。

 実際、2012年度上半期の石川県新築住宅着工件数は同社が金沢地区でトップを誇る。

 システム開発に携わった多江義教さんは「こうしたシステムは全国的にも知らない」と自信を見せる。「不動産業界はまだまだIT化が遅れている。ITをうまく活用する事で作業効率を上げ、その分コストを下げ、お客さまとの時間をより大切にする事ができれば」

 店舗の営業時間は9時~19時。

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