金沢市民芸術村(金沢市大和町1)で現在、女性グラフィックデザイナー7人が「架空の店」をプレゼンテーションする企画展「かなざわ女子店舗」が開催されている。
金沢市民芸術村アート工房ディレクターの荒川昭広さんが開催を呼び掛け、金沢を中心に活動する女性グラフィックデザイナー7人が企画した同展。出展者がそれぞれ独自の切り口でコンセプトを決め、商品計画やディスプレー計画を練って「架空の店」を提案する。
会場のアート工房は7つのスペースに区切られ、影をテーマにした物語性のあるキャンドルショップや、おもてなしのためのコーディネートショップ、人と犬が毎日笑顔でいられるための「ワンコグッズ」ショップなど、自由な発想とプロのデザイナーとしての視点が盛り込まれた店舗がそれぞれ、プレゼンテーションを行っている。
同展の総合ディレクションを務める一二明子さんは「デザインは単にモノのかたちを整える作業ではなく、企業の経営戦略や商品開発、マーケティングに深く関わるクリエーティブな仕事。表面的な部分だけでなく、デザインされたモノの背景にあるプロセスを感じてもらえれば」と話し、来場を呼び掛けている。
開催時間は10時~18時。入場無料。9月25日まで。24日はコミュニケーションカフェ(15時~、参加無料)も開き、出展者による作品解説も行う。