株式会社エー・オー・シー(本社:石川県金沢市、代表:本多 温史、以下AOC)は、機械保全技能士育成と地場産業の強化を目的に、2025年2月5日(水)福井県越前市に研修施設「福井テクニカルセンター」を開設いたします。本センターは、電子部品製造・自動車部品製造・織物製造等の技術者育成の研修施設です。また、地場産業に特化した福井県織物組合と提携し、地域に根差した次世代人材の育成に重点を置いた取り組みを展開します。
【株式会社エー・オー・シー】福井テクニカルセンター
・AOCの強みである機械保全技能士育成と地場産業の強化
本センターは、機械保全士の育成(国家資格 機械保全技能士2級相当)を通じて、地場産業の強化を目的に開設されます。地元の若年層に働く場と学ぶ機会を提供し、地場産業を支える次世代人材を育成します。また、福井県内企業への人材派遣や研修支援を通じ、経営の柔軟性を高める仕組みを提供します。
【AOCテクニカルセンター概要】
AOCは、人材派遣ではなく育成を重視し、機械保全技能士2級相当の人材を育成するため、2020年10月石川県金沢市にAOCテクニカルセンター(以下、ATC)、2024年4月富山ATCを設立しました。石川ATCでは半導体製造に関する知識を学ぶカリキュラムがあり、富山ATCでは製薬企業と提携し、HPLC(液体クロマトグラフ)等の装置を用いた訓練を実施しています。ATCでは、大手メーカー技術者OBによる約240時間の実技研修を通じて即戦力となる技術者を輩出しています。
研修内容は、有接点シーケンス制御研修、メカトロ訓練装置研修、真空装置研修の3分野で構成され、有接点シーケンス制御研修では回路の読み方や電気保全技能を学び、メカトロ訓練装置研修ではモーターやシリンダーの調整技術等を習得します。真空装置研修では、クリーンルームでの作業や半導体成膜装置(CVD)のメンテナンスを実践します。修了後は、生産設備の保全、電気制御、半導体装置のメンテナンスなど幅広い分野で活躍しています。
石川AOCテクニカルセンター
石川AOCテクニカルセンター
・福井県織物工業組合と提携し、織物業界の専門知識を融合させた教育プログラム
福井県の織物業界では、慢性的な人材不足や育成の停滞といった課題を抱えています。これに対し、AOCはこれまでの実績を活かし、福井県織物工業組合と協力し、業界全体の活性化を図るため、AOCのノウハウと織物業界の専門知識を融合させた教育プログラムを提供する予定です。
福井県の織物産業は奈良時代に始まり、平安時代には京都の貴族や皇族向けの高級絹織物が生産されるようになりました。江戸時代には、光沢のある「羽二重」が誕生し、全国に広まり、福井藩の奨励によって、技術向上と生産拡大が進みました。明治時代には産業革命の影響で機械化が進み、生産効率が向上し、羽二重は輸出品としても重要な役割を果たしました。戦後は化学繊維や高機能繊維の生産が増え、繊維産業の拠点へと発展しました。現代では地域ブランドとして国内外で評価され、伝統と最新技術を融合させながら成長を続けています。
・AOCとは?
AOCは、人と企業の成長をサポートする総合人材サービス企業です。1991年に石川県金沢市に本社を設立し、北陸を中心に大阪・滋賀・静岡・愛知など全国10営業所、研修施設3拠点を展開し、主に労働者派遣事業、アウトソーシング事業、職業紹介事業を行っており、人材育成に積極的に取り組んでいます。
現在、約1,200名のスタッフが製造業を中心に約200社の企業で活躍しています。近年進行しているAI・ロボット化に対応するため、製造現場での機械保全を行う人材の育成を進めています。また、IT人材不足に対応するために、2024年2月には石川県金沢市にITアーキテクト人材養成校を開校しました。今後もAOCは、地場産業の発展に寄与し、持続可能な社会を実現するための活動を継続してまいります。
株式会社エー・オー・シー 本社
株式会社エー・オー・シー 本社 エントランスホール
「人を派遣するのではなく育てる企業」
2020年10月 AOCテクニカルセンター開設(石川県金沢市)
2024年 2月 ITアーキテクト育成スクール開講(石川県金沢市)
2024年 4月 富山AOCテクニカルセンター開設(富山県富山市)
2025年 2月 福井AOCテクニカルセンター開設(福井県越前市)
■ 会社概要
株式会社エー・オー・シー
代表者:本多 温史
所在地:石川県金沢市駅西本町1丁目15-26
業種:労働者派遣事業、アウトソーシング事業、技術サービス受託事業、有料職業紹介事業、特定技能外国人受入れ支援事業、警備保障事業
公式企業サイト:https://www.aoc-net.co.jp
公式求人サイト:https://www.aocjob.com