地元ブランド米で「どぶろくピザ」-羽咋のカフェが開発、バーニャカウダも

どぶろくピザ

どぶろくピザ

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 羽咋のイタリアンカフェ「フォルトゥーナ」(羽咋市石野町2、TEL 0767-22-7080、22席)が高澤醸造(下曽祢町)の「どぶろく」を使ったメニューを開発し、来店客の話題を集めている。羽咋市のブランド米「神子原米」の麹を100%使った「どぶろく」を使ったメニューは、ほのかに甘くチーズのようなコクが楽しめるのが特徴。

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 ベーカリーショップで腕を磨いたという店長の鍛冶喜好さんが作るピザは生地にもこだわり、パリパリした食感が特徴。「どぶろくピザ」(Mサイズ=1,260円、Lサイズ=1,575円)は、生地に「どぶろく」を練りこむほか、神子原米の粉も使用しモチモチした食感が楽しめ、「どぶろく」に8時間程漬け込んだ能登豚をトッピングし、濃厚で風味豊かな味に仕上げている。

 オーダーを受けてから焼き上げるピザは、「ソーセージ3種」(Mサイズ=840円、Lサイズ=1,050円)、「マルゲリータ」((Mサイズ=1,260円、Lサイズ=1,575円)なども人気だという。「試作を重ね生地と具材のバランスを重視しながら開発した」と話す鍛冶さんは「今後は能登牡蠣(カキ)などもトッピングに使う計画もある」とも。

 「どぶろくバーニャカウダ」(1,260円)は、麹の甘みがチーズのようなコクと深みを醸し出し、アンチョビの代わりに「能登産こんかいわし」を使用する。地元の季節野菜、能登豚やバゲッドなどをくぐらせて楽しむスタイルが新鮮だと、地元客にも好評だという。

 同店のもうひとつの看板商品でもあるジェラートは常時8種類ほど提供し、季節限定で「桜」「クワイ」「はっさく」「焼き味噌」などの変わり種も楽しめる。鍛冶さんは「地元の食材を使った新しいメニューを考えるのは楽しいが、全国で多くの人に認知されることが難しい。試行錯誤を重ねて開発したイタリアンと『どぶろく』の融合を多くの人に味わってもらいたい。いずれは、持ち帰り用などのニーズにも応えて全国に発送できれば」と期待を寄せる。

 営業時間は11時~20時30分。水曜定休。

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