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石川県の「さぶろうべい」が加賀れんこん農家とコラボ 看板の「白菜鍋」や一品料理に

「SU-BEE」の田端社長(左)と「金沢宮野農園」の宮野社長(中)、海斗さん(右)

「SU-BEE」の田端社長(左)と「金沢宮野農園」の宮野社長(中)、海斗さん(右)

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 石川県の飲食チェーン「さぶろうべい」が10月24日、加賀野菜の一種である「加賀れんこん」を使った期間限定メニューの提供を始めた。

「加賀れんこん×白菜鍋」

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 「さぶろうべい」を運営する「SU-BEE」(金沢市玉川町)の田端弘一さんが、河北潟干拓地で加賀れんこんを栽培する「金沢宮野農園」(才田町)の宮野徹さんと息子の海斗さんの農業に対する熱意に感銘を受け、コラボメニューの提供を打診して実現にこぎ着けた。「金沢宮野農園」では、人手不足に対しカンボジアの技能実習生を採用したり、農業に対する重労働のイメージを払しょくするため機械化を進めたりと農家としての課題に積極的に取り組んでいる。

 提供するのは、同店の看板メニューに輪切りにした加賀れんこんをトッピングした「加賀れんこん×白菜鍋」(1,045円~)。一品料理として、11月13日まで「加賀れんこん 和風明太子(めんたいこ)サラダ」(770円)、「加賀れんこんの天ぷら ゆかり塩」(495円)、「ヤンニョム加賀れんこんチキン」(550円)を、11月14日~12月4日は「加賀れんこん玉」(330円)、「加賀れんこんの揚げ出し」(495円)、「欧州産生ハムとふわふわ削りチーズの加賀れんこんフリット」(660円)を販売する。

 19日には試食会が開かれ、完成したメニューを初めて口にしたという宮野さんは「薄くスライスした加賀れんこんに卵黄がのった『加賀れんこん玉』がおいしくてお代わりした。新しい食べ方を提案してもらい、どの料理にも驚いている」と笑顔をのぞかせた。「加賀れんこんの揚げ出し」が気に入ったという海斗さんは「加賀れんこんのフルコースとして、一品料理から白菜鍋と最後の締めまで楽しんでもらいたい」と話す。

 田端さんは「加賀れんこんそのものがおいしいので、やりすぎないよう素材の味をそのまま提供できるメニュー開発を意識した。今が一番おいしい時期となる加賀れんこんの味や食感を知ってもらうきっかけになれば」と来店を呼びかける。

 「さぶろうべい」全4店舗で提供する。12月4日まで。

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