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金沢で朗読劇「赤い花」 徳田秋聲生誕150年記念、オーケストラ・ダンスと共に

出演する板倉光隆さん(左)、声優のうえだ星子さん(中)、フリーアナウンサーの松岡理恵さん(右)

出演する板倉光隆さん(左)、声優のうえだ星子さん(中)、フリーアナウンサーの松岡理恵さん(右)

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金沢三文豪の一人とされる徳田秋聲の生誕150周年を記念した朗読劇「赤い花」が12月23日、金沢市文化ホール(金沢市高岡町)で上演される。

徳田秋聲生誕150年記念朗読劇「赤い花」

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 「赤い花」は徳田秋聲が1931(昭和6)年、信濃毎日新聞に連載した長編小説で、トップダンサーの女性とその人生を描いた作品。秋聲生誕150年記念事業のメインイベントとして、同イベントの実行委員会と「徳田秋聲記念館」(東山1)が主催する。

 朗読とダンス、オーケストラを融合させた舞台として企画し、同館の朗読会にも出演してきたナレーターの林恒宏さん、金沢市出身の声優・うえだ星子さん、ゲーム「文豪とアルケミスト」で「徳田秋声」役を演じる渡辺拓海さん、アニメ映画「サマ-ウォーズ」などに出演し今回の演出も担当する板倉光隆さんらが作品を朗読する。音楽は生演奏を好んだ秋聲にちなみ、オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーが演奏し、ボールルームダンサーとして活躍する中嶋秀樹さん・美喜さんペアがダンスを披露する。

 同記念館学芸員の薮田由梨さんは「当館の活動に協力してきた豪華なメンバーが秋聲生誕150年の節目に改めて集結した。事業のメインテーマ『秋聲再発見』にちなみ、朗読・ダンス・生演奏とさまざまな要素の融合で、作品に触れたことのない人や苦手意識を持っている人も気軽に楽しんでもらえれば」と話す。

 主人公・神谷米子役として朗読を務めるラジオパーソナリティの松岡理恵さんは「文豪の観察眼は時代を超える普遍性があり、コロナ禍に生きる現代人に突き刺さる『エモい』魅力がある。本物の愛を求めて赤い花のように情熱的に生きる女性のドラマチックな物語にどっぷりと浸ってほしい」と呼び掛ける。

 開場は18時、開演は19時。料金は1,500円(全席自由)。チケットは同記念館やチケットぴあで販売する。

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