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金沢カレーの「チャンピオンカレー」が学校給食に提供 小中学生向けにアレンジ

学校給食で提供された「給食チャンピオンカレー」

学校給食で提供された「給食チャンピオンカレー」

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 ローカルフードの「金沢カレー」で知られる「チャンピオンカレー」(石川県野々市市)が10月22日、同市の全小中学校7校に「給食チャンピオンカレー」を提供した。

給食の風景

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 60周年を迎えた同社は本社を置く野々市市から「ブランド認定品」とされたことから、ファンや地元の人に感謝の気持ちを伝えようと企画した。未来を担う子どもたちに「金沢カレー」やふるさとの魅力を伝えたいと市に提案し実現した。

 同社が給食用に提供したカレーは880キロで、小学校へ3640食、中学校へ1650食相当。栄養教諭と共に意見交換と試食を重ね、「ローカルフードを広く知ってもらいたい」「野菜も多く取れ、勉強や運動を頑張るパワーを付けてほしい」との思いでアレンジした。

 生の野菜を出せないなど、衛生面と栄養面などさまざまな制約のある給食向けに、同社の「Lカツカレー」に寄せた味わいに仕上げた。濃度の高い同社のカレーでは、大きな鍋で作る際に焦げ付くことが懸念されるため、加水やトマトと玉ネギを加えるなど工夫。辛さは小中学生でもおいしく食べられるよう、中辛と甘口の2種類を提供し各校でブレンドした。

 児童生徒からは「給食でチャンカレが出ると知って朝から楽しみだった」「いつものカレーもおいしいけれど、これもおいしい」「給食で金沢カレーが食べられて野々市市の小学校でラッキー」などの声が聞かれた。

 同社担当者は「感染予防で『黙食』だったのが印象的。制限のある現在の給食時間で子どもたちにワクワクしてもらえる思い出づくりのお手伝いができたのなら光栄。大人になった時、この時間を思い出してくれればうれしい。今後も地域との交流を続けていきたい」と話す。

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