![限定コーヒーやクラブハウスサンドを提供する「百年珈琲 the clubhouse KANAZAWA(ザ・クラブハウスカナザワ)」](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1627372622_photo.jpg)
寺町の谷口吉郎・吉生記念金沢建築館(金沢市寺町5、TEL 076-247-3031)のカフェ「百年珈琲 the clubhouse KANAZAWA(ザ・クラブハウスカナザワ)」がリニューアルオープンして1カ月がたった。
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運営するのは、オリジナルブレンドコーヒーの販売を営む百年珈琲(コーヒー)。カフェは1階の入館無料のスペース内にあり、誰もが気軽にゆったりとした時間を過ごせる「金沢のクラブハウス」をコンセプトにした。外を眺められる大きなガラスに面しており、谷口吉生さんがデザインしたテーブルと椅子が並ぶ。日が強く差し込んだ際、床に映る影が「鍵盤」に似ているとして、インスタグラムの撮影スポットにもなっている。
同館を訪れる客層やカフェのコンセプトから、メニューには石川を代表するような食材を用い、食通をうならせるような味づくりをしたという。店名にも掲げられているクラブハウスサンドイッチ(1,350円)は、オリジナルのたれに漬け込んだ能登牛のローストビーフを挟み、外はカリッと、中はしっとりと仕上げた。同カフェ限定で販売するコーヒー「犀川」(450円)は、まろやかでどっしりとした飲み口に、長く続く余韻が特徴で、豆やドリップバックも用意してあることから、限定コーヒーを求めて来館するリピーターもいるという。
プロデュースした石田政久さんは「美術館にあるカフェということで、看板が出せなかったり、規定が多かったり制限もあるが、逆にこの雰囲気を楽しみながら『隠れ家』として静かにくつろげる場所でもある。まずはこのような空間があると知ってもらうこと。当社の口コミによるネットワークを生かして、来館者の増加にもつながれば」と話す。
営業時間は10時~17時。月曜定休。テークアウトも対応する。