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八兆屋で「いちご大福フェア」 名店の味をテークアウトで食べ比べ

各店の個性豊かないちご大福をセットで楽しめる

各店の個性豊かないちご大福をセットで楽しめる

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 県内10軒の和菓子店が参加する「春よ来い いちご大福フェア」が、和食居酒屋グループの八兆屋(金沢市西都1、TEL 076-267-1186)で3月5日に始まる。

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 参加するのは、石川県の農家と和菓子職人が一緒に商品作りに取り組む「農菓プロジェクト」の和菓子店で、同店を経営するハチバン(新神田1)が取り組む「地域の食を守る取り組み」の一環として企画された。能登、金沢、加賀の地区別にセットにしたいちご大福(税別890円~)を週替わりで提供。事前予約のみのテークアウトとすることで、原材料の無駄を省き、大量生産が難しい店でも対応できるようにした。

 3月5日から7日まで販売するのは、羽咋市の「お菓子処 佐吉庵」「御菓子司 八野田」、宝達志水町の「宝達山本舗 松月堂」の能登地区の3店。朝摘みの地元のイチゴを使ったものや、エンドウ豆が入った餅で包んだものなど、各店のこだわりの違いを楽しめる。

 同店では昨年11月から、農菓プロジェクトとコラボレーションしたスイーツセット「Yell(エール)応援菓」(税別590円)をランチタイムに提供。個室や間仕切り席が多い広々とした空間を生かして、食事後もゆったりと過ごしてもらおうと始めた。果物や野菜の味わいを生かした優しい甘さが女性客を中心に人気となり、平日のディナーでも提供することにした。器も県産品にこだわり、菓子の淡い色合いが美しく見えるよう、黒い天然石を使った皿を県内の石材店に特注。3月下旬には春のメニューに切り替える予定で、花見団子など新しい和菓子のメニューを考案中だという。

 総料理長の田上晶士さんは「Yell応援菓でお世話になっている和菓子店に協力してもらい、テークアウトでスイーツを提供するという初めての試み。いちご大福は各店それぞれに味わいが全く異なり、食べ比べる楽しさがある。菓子処石川の春の妙技を味わっていただきたい」と話す。

 毎週末の3日間の予約販売となる。受け渡しは石川県庁前店と野々市矢作店のみで、時間は11時~15時、17時30分~22時。ネット予約のほか、電話や店頭でも注文を受け付ける(受取日の3日前まで)。今月21日まで。

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