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いしかわ生活工芸ミュージアムで「和紙コレクション展」 北陸の和紙の魅力紹介

コロナ撲滅を願って大書された、前衛書家、吉川壽一さんの作品

コロナ撲滅を願って大書された、前衛書家、吉川壽一さんの作品

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 兼六園小立野口に隣接する「いしかわ生活工芸ミュージアム」(金沢市兼六町、TEL 076-262-2020)で、北陸3県の和紙を紹介した「和紙コレクション展 FUKUI ISHIKAWA TOYAMA」が開催されている。

【VRで読む】兼六園小立野入口横「いしかわ生活工芸ミュージアム」で「和紙コレクション展」北陸の和紙の魅力を紹介

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 全国公募により今年4月から石川県立伝統産業工芸館の通称となった「いしかわ生活工芸ミュージアム」では、伝統工芸を暮らしの中に取り入れてもらおうと情報発信を強化。常設展として36業種ある石川の伝統的工芸品を一堂に紹介し、購入もできるほか、週末を中心に職人の実演やワークショップを行うなど、参加型のイベントも多く行っている。

 今回の企画展では、全国的に見ても特徴的な「北陸の和紙」をテーマに、越前和紙や五箇山和紙、石川からは加賀雁皮紙、加賀二俣和紙、能登仁行和紙など、時代のニーズに合わせて商品展開する各産地の取り組みを紹介。バッグやアクセサリー、名刺入れなどの雑貨も展示販売している。

 2階には、ちぎり絵で精巧に表現された絵画や、写真、びょうぶや織物に至るまで、個性豊かな和紙の特性を生かした芸術作品26点を展示。国内外で活躍する前衛書家の吉川壽一さんの書も見ることができ、和紙の品質が日本の芸術を支えていることを感じられる内容となっている。

 広報担当の弓場麻衣さんは「和紙は建築材料など様々な用途があり、伝統工芸品の中でも生活に密着した身近なもの。手漉きの和紙の温かみや素朴さを感じていただき、暮らしの中に取り入れていただければ」と話す。

 10月12日まで、9時~17時。毎月第3木曜休(12月~3月は毎週木曜休)。2階のみ有料、一般260円。

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