金沢・金石地区に10月18日、「お味噌(みそ)汁食堂 そらみそ」(金沢市金石西、TEL 076-267-1161)がオープンした。
【パノラマVR】金石にオープンした「お味噌汁食堂 そらみそ」
運営するのは、1943(昭和18)年に造船会社として始まり、現在は港湾・海洋の土木工事などを手掛ける加賀建設(金石西)。人口減少など金石の活気が失われつつある中、地域資源を掘り起こして町を活性化させようと、情報発信拠点として新複合施設「コッコレかないわ」を建設し、同日オープン。小さな丘を囲むように建てられた3つの建物に、施設の顔となる「そらみそ」に加えて、キッズファッションの店やシェアオフィスなどが入居する。
「そらみそ」は、同社が店舗運営、男性2人のフードユニット「つむぎや」がメニュー開発を担当。テーブル席と座敷席合わせて40席を設ける。
看板メニューは、おみそ汁とおむすびのセット「そらみそ定食」(800円)。金石が漁師町だったことにちなんで、「甘エビと季節魚のつみれ汁」「港町のめった汁 味噌豚の炙(あぶ)りのせ」など地元の海鮮や隣町・大野の味噌を使ったおみそ汁を振る舞う。
このほか「かぼちゃのポタージュ 白味噌仕立て」とおむすびをセットにした「お子さま定食」(500円)、テトラポッド型の最中をトッピングした「みそソフトクリーム」(400円)なども用意する。
同社専務の鶴山雄一さんは「まだまだ可能性を秘めている金石の町のこれからをつくっていきたい。『そらみそ』でゆったりとした時間を楽しんで、地域の魅力を感じてもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、平日=11時~16時、土曜・日曜・祝日=8時~16時。水曜・木曜定休。