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金沢の料亭「つる幸」2代目料理長が新店 新境地求め11席で勝負

「金澤 せつ理」の店内

「金澤 せつ理」の店内

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 金沢の料亭「つる幸」2代目料理長の河田康雄さんが新店「金澤 せつ理」(金沢市高岡町、TEL 076-264-2375)を11月22日に開店した。

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 人手不足などにより料亭のスタイルを維持することが困難となり、昨年11月に「つる幸」を閉店。新店を立ち上げオーナーシェフとなった河田さんは「ミシュランの星を獲得するなど料亭時代の夢もかない、新たな道に進みたかった」と新店では11席のみで客人をもてなす。

 店名「せつ理」は、自身の経験や歴史から名付けた。ありのままの自然の姿や時の流れの中で人との出会いを大切に、悠久の時の流れにあらがうことなくたたずむ生き方を表現したいとの思いを込める。

 近江町市場から近い旧「つる幸」に隣接する立地で、新築した3階建てビル1階に構える同店内にはカウンター7席とテーブル4席を設ける。「つる幸」時代からの常連客など開店を待ちわびたファンが半年前から予約を入れるほど話題となり、「一客一亭のおもてなし」の心を引き継ぎ、なじみ客を大切にしながらも、観光で訪れる人など新規客も歓迎する。

 北陸の恵まれた食材を使い丹精込めて仕上げるメニューは、おまかせコース(1万8,000円、税・サービス料は別途)のみ。現在は、前菜・八寸・吸い物・造り・焼き物・しゃぶしゃぶ・食事・フルーツを提供する。冬場はカニを盛り込んだ献立となっているが、季節ごとにメニューを入れ替える。河田さんは「これまでの経験と思いを詰め込めた店に仕上げた。金沢の季節感を楽しめるような料理を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は18時30分~22時(日曜は12時~15時)。水曜定休。

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