5G導入に向けた取り組みや事例などを紹介する「5GとVR/AR/MRによる地方創生セミナー」が12月16日、金沢商工会議所(金沢市尾山町)1階ホールで開催される。主催は総務省北陸総合通信局 北陸情報通信協議会。
2020年に本格導入予定の携帯電話やスマートフォンなどの通信に用いられる次世代通信規格「第5世代移動通信システム(5G)」。これまでも3G、4Gと進化を遂げてきたが、さらなる高速なモバイル通信の実現が可能となる。
5Gの特徴としては、2時間の動画のダウンロードが数秒で完了することが可能という「高速化」。タイムラグの発生を抑えられることから、VR技術の応用やロボットの遠隔操作、ゲームのプレー遅延解消が期待される「低遅延」。IoTを想定した多数の家電やセンサー類のインターネットへの同時接続を前提に設計・開発されているため「スマートホーム」化で快適な暮らしを実現できるという「多数接続」などが挙げられる。
当日は、総務省 新世代移動通信システム推進室長・五十嵐大和さんが「5Gの実現に向けた取り組みについて」、Mogura久保田瞬社長が「VR/AR/MRで産業はどう変わる?~世界の先端事例より~」、DMM.comデザインストラテジスト・河西紀明さんが「未来の市場とユーザー体験を拡張するDMMのVR研究開発の現場」、開催都市・金沢にある全景・荒井芳仁社長は「VRから『デジタルツイン』へ~AIとの融合で生産性分野へと貢献~」、KDDI経営戦略本部グループリーダーの舘林俊平さんが「5G時代のビジネス戦略とXRの可能性」について、それぞれ講演する。
事務局の橋本浩一さんは「昨今ではVRが身近になってきているが、今後さらに普及が進むと考えている。最新の動向などに興味のある方をはじめ、広く多くの方に足を運んでいただければ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時30分~17時。定員100人。参加無料。申し込み方法はホームページで確認できる。