大型工芸フェスティバル「金沢21世紀工芸祭」が10月11日、金沢市内のギャラリーや茶室などで開催される。主催は金沢21世紀工芸祭実行委員会、金沢市。
料理人と工芸作家がプレミアムな料理でもてなす「趣膳食彩」のイメージ
クラフト分野で「ユネスコ創造都市」として認定を受けている金沢から、工芸の魅力を発信する同イベント。個別に開催されていた工芸イベントを集結し、さらに新たなコンテンツを加え、2016(平成28)年に初開催。「工芸を遊ぼう。」をメインテーマに、工芸とまち、食を楽しむワークショップを実施する。
イベントでは、工芸作家と料理人がコラボレーションしプレミアムな食を提供する「趣膳食彩」、金沢ならではの町屋をギャラリーとし作品を展示販売する「工芸回廊」、伝統と現代それぞれの茶の魅力を味わう「金沢みらい茶会」、未来の使い手を育てる工芸ワークショップ「金沢みらい工芸部」、市内に点在するギャラリーを巡る「金沢アートスペースリンク」の5つのコンテンツを催す。
連携企画として、12~14日にしいのき迎賓館(金沢市広坂2)などで開催する「KOGEIフェスタ!」会場の広坂エリアと、同イベント会場の東山エリアを結ぶ無料シャトルバスを運行するほか、両イベント会場を回ると記念品がもらえるスタンプラリーも。
金沢21世紀工芸祭総合監修を務める浦淳さんは「新進の工芸作家の作品が一堂にそろい、金沢の空間、食、茶などとの掛け合わせの中から、ここでしか味わえないアートシーンが広がる。全国屈指の工芸都市、金沢で、感じて、見て、触れて多くの方に楽しんでいただけたら」と話す。
11月24日まで。各コンテンツのプログラムの詳細や参加申し込み方法はホームページから確認できる。