アート集団「チームラボ」の個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」が現在、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)で開かれている。
【VRで読む】金沢21世紀美術館で開催中の「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」
チームラボは、プログラマー、エンジニア、数学者、建築家など多彩なメンバーから成る。2001(平成13)年に活動を始め、「全ては連続性の上に存在している」という考えの下、アート作品を通して「人間と自然、そして自分と世界との新しい関係」を模索している。国内外で常設展やアート展を開催しており、東京お台場の常設展「チームラボ ボーダレス」には年間約230万人が来場する。
金沢初となる同展では、来場者が作品空間に入ったり作品に触れたりしながら、その一部となって溶け込んで楽しむことができる。一筆書きのようにつながった1つの波が動き続ける作品、壁に投影された花や植物に手をかざすとその絵が変化する作品、空間に書かれる「書」が回転し続ける作品、来場者がその場で描いた花が壁に投影されて広がる作品に加えて、数百個の「光るもの」がレールの上を走り、人が近づくと色を変える制作中の実験的な作品「光群落」が金沢で初めて公開されている。
チームラボ代表の猪子寿之さんは「金沢での開催に当たって、歴史の中での美しさも意識した。空間の一部になって作品を体感していただけたら」と話す。「『光群落』は会期中に変化していくかもしれない。この機会にご覧になっていただきたい」とも。
開催時間は10時~18時(金曜、土曜は20時まで)。チケット(日付指定券)は、大人(高校生以上)=2,200円、子ども(4歳以上、中学生以下)=1,000円。9月1日まで。