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金沢21世紀美術館で大岩オスカール展 10年ぶり国内個展、新作ドローイングも

壁面ドローイング「森」と大岩オスカールさん

壁面ドローイング「森」と大岩オスカールさん

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 「大岩オスカール 光をめざす旅」が現在、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)で開催されている。

【VRで読む】金沢21世紀美術館で開催中の「大岩オスカール 光をめざす旅」展

 主催は同館で、協力に日本航空と呉竹。日本では約10年ぶりの大規模個展として、絵の具、ペンなどシンプルな画材を使い、現在社会を独自の視点で描く大岩オスカールさんの作品を6章編成で展示する。全65作品のうち95%は日本初公開の作品で、2000年代初頭のものから新作「光をめざす旅」まで、油彩画41点、立体作品2点、ドローイング22点を公開する。

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 出身地のブラジル・サンパウロや数年間暮らした東京、現在生活するニューヨークへ拠点を移してきた大岩さんの「旅人生」や、さまざまな街で見た光景、出来事にインスピレーションを受けた作品に焦点を当てた。展示室の一つでは、大岩さんの作品に影響を受けた作曲家チャド・キャノンさんの交響曲を同時に流すことで、音楽と絵画の融合も図る。

 企画展の開催に先立ち、大岩さんは約2週間金沢に滞在。同館無料スペース内の縦4メートル、横27メートルの巨大壁面に新作ドローイング「森」を描いた。大岩さんは日本国内やブラジル・サンパウロでも壁面に絵を描いてきたが、平面の作品としては同作品が世界最大級となる。

 大岩さんは「闇から光、光から闇へと移る人生の旅を表現した。暗いテーマを明るい色で描いたり、明るい雰囲気をモノクロで描いたりする面白さも取り入れている。壁面画はシンプルに黒いマーカー1本で、体全体を使って描いた。東京の下町に住んでいたときに見たネコで闇を、パリの空港にいた野良ウサギで光を表現している。メインの展示との対比も楽しんでほしい」と話す。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜定休(7月15日、8月12日は開場)、7月16日休館。鑑賞料は、大人=1,200円(65歳以上は1,000円)、大学生=800円、小中高生=400円。8月25日まで。

 6月28日には、元THE BOOMの宮本和史さんを招きトークと詩の朗読&弾き語りコンサートも開く予定。

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