金沢駅近くに開業した一棟貸しの宿「まちの踊り場」(金沢市瓢箪町7、TEL 070-6547-6324)が3月5日、宿泊予約の受け付けを始めた。
【VRで読む】金沢駅近くにオープンした一棟貸し宿「まちの踊り場」
建物は江戸時代末期に建てられた町家で、徳田秋声の異母兄・正田順太郎の旧家。宿の名前は、秋声の小説「町の踊り場」にここで過ごした時の様子がつづられていることにちなんでいる。2015年からレンタル&シェアスペースとして運営していたが、今回、宿泊施設として新たなスタートを切った。一棟貸しの宿「INTRO玉川」(玉川町)などを手掛ける宿泊業の「アーチ」(長町)が企画・運営を担当する。
1日1組限定で最大8人まで。和室2部屋と茶室に加えて、風呂、洗面所、トイレを完備。和室と茶室からは約100坪の日本庭園を眺めることができる。庭園には晴れた日のみ野だて傘とベンチを設けて、セルフの抹茶セットも用意する。
金沢駅から徒歩約12分ながら、周辺は閑静な住宅地。「金沢では一棟貸しの宿泊施設が増えているが、これほどの広さと見応えのある庭が楽しめるところはないはず。まるで別荘地に滞在しているような気分でゆっくり過ごしていただけると思う」と運営責任者の奥隆生さん。「ご家族やグループでの宿泊にお勧め。地元の方もご親戚やお友達と一緒に泊まるなどして楽しんでいただけたら」とも。
チェックインは15時~19時。チェックアウトは10時。1人1泊7,800円(税別)~。