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金沢の観光地近くにワイナリー併設フレンチレストラン 県産ブドウのワイン提供

大正築の町家を改修した「A la ferme de Shinjiro」

大正築の町家を改修した「A la ferme de Shinjiro」

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 フレンチ農家レストラン「A la ferme de Shinjiro」(金沢市尾張町1、TEL 076-221-8818)が10月11日、橋場町交差点近くにオープンした。

【VRで読む】橋場町交差点近くにオープンした「A la ferme de Shinjiro」

 運営するのは、オーガニック農産物や農産加工品を販売する「金沢大地」(八田町)のグループ会社「金沢ワイナリー」。大正期に建築された2階建ての金澤町家を改修し、店舗の1階部分にワイン醸造所を、2階にレストランをそれぞれ設ける。「金沢ワイナリー」では自社農園のオーガニックの金沢産ブドウを使い、金沢で醸造する「金沢ワイン」を製造する。

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 人気の高い観光地・ひがし茶屋街や近江町市場にほど近い立地で金沢初のワイン醸造所を開業したことについて、同社事務局の川本七穂子さんは「ワイン醸造所は一般的に広い敷地で自然豊かな土地に設けられているが、足を運びにくかったり、車でしかアクセスできなかったりする立地の場合、醸造所内で飲酒することも難しい。金沢は観光都市でもあり、自然に人が集まりやすい場所で街なかの醸造所=アーバンワイナリーとして開業し、同時にワインを楽しめるレストランを併設した」と説明する。

 ワイナリーは一般公開していないが、2階のレストランへ続く階段からワイナリーの様子を格子ごしにのぞくことができる遊び心も。レストランはテーブル20席、個室(1部屋2,000円)6席を設け、町家専門の設計士が格子など「町家らしいモチーフ」にこだわり、元の梁(はり)などを残して改修した。壁にはワインに使うブドウを栽培する穴水町の赤土、河北潟干拓地の粘土質、珠洲市の珪藻(けいそう)土を使い、ブドウ畑の土壌=テロワールを表現。ディナーのメイン料理を提供する皿も、穴水町のブドウ畑の赤土を使って県内の陶磁器作家「secca」が制作した。

 シェフの満田浩さんが手掛ける料理は、金沢大地グループで生産したオーガニック穀物や、地元農家から仕入れた野菜、能登牛や能登豚など、県内の食材をふんだんに使い、「ローカル・ガストロノミー」のフレンチをコースで提供する。ランチタイムには「soleil(ソレイユ)」(3,000円、税別)を用意。料理4品とオーガニック小麦の自家製パン、食後のオーガニックコーヒーが付く。

 ディナータイムには「terroir(テロノワール)」(料理7品、パン、食後のドリンク付き=5,000円)か、オーガニック食材にさらにこだわった「grace(グレース)」(料理9~10品、パン、食後のドリンク付=8,000円、以上税別、サービス料別)を選べる。ワインは50種類以上をそろえ、自社醸造の金沢ワイン「MIEKO」(グラス=500円~、ボトル=3,600円~)をはじめ、国内外から取り寄せたワインをラインアップする。

 現在、今年収穫の石川県産ブドウ100%で6種類のワインを醸造しており、11月17日に開催予定のイベント「2018年ボジョレ・ヌーボー・ミスブルゴーニュと共に」では、フランス産のボージョレ・ヌーボー3種のほか、「金沢ワイナリー」で醸造した金沢ワインとしてはファーストビンテージとなる「MIEKO」のヌーボー(新酒)も楽しめるという。開催時間は12時~15時予定。定員30人。前売り券=3,000円、当日券=3,500円。問い合わせは同店まで。

 営業時間は11時30分~13時30分、18時~20時30分(以上ラストオーダー)。水曜定休。