「無電柱化まちづくりシンポジウム in 北陸」が10月3日、金沢市アートホール(金沢市本町2)で開催される。主催はNPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク。
無電柱化の推進に関する法律の周知を目的に、これまでに東京・大阪・沖縄・北海道・名古屋で開催。北陸での開催は初となる。
金沢市や輪島市・高岡市・見附市では、まちづくりと一体となった無電柱化や先進地域の面を見せている一方、新幹線開通を目前とした福井県では、駅前や中心部の再生・リニューアルが進められ、無電柱化が求められている。高コストや情報不足などが課題に挙げられる無電柱化の在り方について討論する。
当日は、国土交通省道路局環境安全・防災課による「無電柱化推進計画の概要」と、「北陸発!新しい低コスト無電柱化のあり方とは」をテーマにパネルディスカッションを行う。同団体理事長の高田昇さんがコーディネーターを務め、パネリストは、無電柱化民間プロジェクト実行委員会の松原隆一郎さん、金沢市土木局長の磯部康司さん、北陸電力送配電事業本部配電部長の塚﨑勝訓さん、同団体理事兼事務局長の井上利一さんが登壇する。
井上さんは「事務局のある大阪では、大阪北部地震や台風21号と被害が甚大だった。電柱が900本以上も倒壊し、停電や通信障害など、市民の生活に大きな打撃を与えており、無電柱化が進めば解決できる問題」と話す。「行政の無電柱化に従事している方や一般市民の方まで、幅広くご参加いただき、無電柱化に対する知識を持ち、議論を深めるきっかけにしていただけたら」とも。
開催時間は14時~17時30分。参加申し込みはホームページから受け付ける。