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金沢駅兼六園口に炉端焼き店 食のエンターテインメントを演出、来店客に驚きを

フレンチの技法を取り入れた「お刺身瞬間スモーク」

フレンチの技法を取り入れた「お刺身瞬間スモーク」

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 JR金沢駅兼六園口近くに5月25日、「金沢炉端 魚界人~Gyo-kai jin~(ぎょーかいじん)」(金沢市本町2、TEL 076-208-4226)がオープンした。

【パノラマVR】金沢駅前にオープンした「金沢炉端 魚界人~Gyo-kai jin~」

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 店舗面積は約40坪、席数はテーブル52席、テラス24席。外観は魚拓をデザインしたのれんが掛かる和の雰囲気だが、内装は白を基調としたカフェ風に仕上げた。同店料理長の加藤貴幸さんは「この空間で炉端焼き店、といういい意味での裏切りをお客さまに感じていただきたい」話す。

 以前、洋食店のシェフとして働いていた加藤さんの経歴を生かし、和食とフレンチを主体とした洋食との融合をテーマに創作料理を提供する。魚介類は七尾港で水揚げされたものを毎朝仕入れ、能登牛や能登豚もメインに扱う。

 「お薦め」はフレンチの技法を取り入れた「お刺身瞬間スモーク」(950円)。客の目の前で専用の機械を使いチェリーチップを加熱、瞬間的に香りを閉じ込めて提供する。鮮度を保ったまま香り付けをすることで、さらに魚のうま味が広がるという。ガストロノミー(分子料理法)を使ったメニューも用意。「魚界丼」(980円)には海鮮丼にしょうゆのムースとだしのゼリーをのせ、提供する。

 加藤さんは「石川は魚など素材はうまいが、料理を提供する上で面白みのある店は少ない。料理をただ運ぶだけでなく、目の前で仕上げの調理をするなどワンアクションを取り入れ、驚きやサプライズをお客さまに提供したい。進化形の炉端焼き店として、食のエンターテインメントを演出できたら」と話す。

 営業時間は16時~24時。

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