金沢21世紀美術館(金沢市広坂2、TEL 076-261-1111)で6月3日・4日、音楽イベント「旅する音楽 金沢篇~Waltz of the Rain~」が行われる。
「旅する音楽」は2011年から、大分県湯布院で開催されているコンサートシリーズ。主催する谷川義行さんは、福岡県でライブの運営などに携わった後、「もっとリラックスした状態で音楽を楽しめる空間をつくりたい」と6年前に湯布院に移住し、同シリーズを立ち上げた。
一般的にコンサートは都市部で行われ、観客は仕事帰りなどに駆け付けることが多いが、「それでは大事なものを見逃してしまうのではないか」と谷川さん。「旅する音楽」では、「旅先で音楽を楽しむとともに、その土地の風景や人との出会いも存分に楽しみ、暮らしを豊かにする『本物』に触れる体験をしてもらいたい」と、旅と音楽の新しい楽しみ方を提案する。
金沢篇では8組のアーティストが2組ずつ4公演を開催。3日は、スリーピースバンド「ペトロールズ」のボーカル&ギター・長岡亮介さんとインストバンド「Nabowa」、アンビエントセッションプロジェクト「haruka nakamura LABO」とロックバンド「Polaris」。4日は、シンガー・ソングライターのアン・サリーさんと9人の女子聖歌隊「CANTUS」、ロックシンガー・奇妙礼太郎さんとNY生まれのシンガー・ソングライターJesse Harrisさんが登場する。
谷川さんは「憂いを帯びながら、感情の隅っこに光を当てるような音楽を届けてくれるアーティストばかり。金沢の街にも似合うと思う」と話す。「旅先で音楽を楽しむことで、より印象深い旅とコンサートになるはず。心も体も柔らかくして会場にお越しいただけたら」と呼び掛ける。
チケットは、3日が前売り=5,800円、当日=6,300円。4日が同=6,300円、同=6,800円。開催時間、チケットの状況など詳しくは、公式サイトで確認できる。