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兼六園前に伝統芸能を体感する施設 演舞鑑賞や時代衣装撮影・体験プログラムも

「侍館」の受付

「侍館」の受付

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 金沢の兼六園前に4月25日、伝統芸能を体験できる施設「侍館(さむらいやかた)」(金沢市兼六元町、TEL 076-208-3651)がオープンした。

【パノラマVR】兼六園近くにオープンした「侍館」

 運営するのは、古典芸能の普及を目的に活動する「加能座」を抱える「オフィスK」。舞・殺陣・三味線・太鼓などの分野で活動する演者が舞台に立つほか、体験プログラムの講師も務める。同社では観光客の誘客を図るため、JTB中部(名古屋市)と連携協定を結び、事業内容の説明会を今年2月に行った。

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 4階建ての同館で、主に利用されるのは2階と3階。2階には太鼓や舞や殺陣などオリジナルの演目による公演を行う舞台を設け、毎日(12時~・15時~、約40分)上演する。当初は料金を2,800円に設定していたが、外国人観光客の利用が増える中、観客が自らパフォーマンスの価値を決める自由価格に変え、感動と納得に応じた金額を出口に置かれた袋に入れてもらうシステムとした。

 3階では、着物や甲冑(かっちゅう)などの時代衣装を身に着けプロのカメラマンによる撮影体験ができ、兼六園や金沢城を背景にした野外撮影も可能。料金は甲冑=6,000円~、裃(かみしも)・忍者=3,000円~、花魁(おいらん)=8,000円~。プロの演者から直接、太鼓や三味線などの演奏や剣術などの稽古を受ける体験プログラムは、入場料込みで2,800円~。

 休憩処(どころ)からは兼六園の四季折々の景色を楽しめ、金沢の伝統的な押しずしをメインとする弁当(10個~、予約要)や、和菓子が付く抹茶セット(500円)を用意する。

 同社事業本部長の桑原真太郎さんは「欧米ではパフォーマンスの質により観客が価値を決めることもあり、金沢の伝統芸能にも試したい。団体観光客のバスに加能座一行が乗り込み名所を案内するプランの導入などで、誘客を図りたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時30分。入場料は500円。