金沢商工会議所(金沢市尾山町9)の研修室1で4月15日、一般社団法人ユニバーサルデザインいしかわ設立記念シンポジウム「UDで拓(ひら)く、多様で豊かな生活情景~1本のスプーンからまちづくりまで~」が開かれる。主催は一般社団法人ユニバーサルデザインいしかわ。
ユニバーサルデザインとは、障がいの有無・年齢・性別・国籍・人種などにかかわらずさまざまな人々が気持ちよく使えるよう、都市や生活空間をデザインすること。全ての人が、ある時点で何らかの障がいを持つことを発想の起点にしている。
同シンポジウムでは、日本唯一の暗闇研修として注目を集める「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を主宰する志村真介さんの基調講演を行う。「ユニバーサルデザインいしかわで大切にしている、多様な人々との対等な関係性や、対話から生まれる気付き、活動領域の広がりを語る上で欠かすことができない人物」として招いた。
そのほか、同法人所属メンバーによる「UDで拓く、多様で豊かな生活情景」をテーマとしたパネルディスカッションを予定。ユニバーサルデザインに関心のある人のほか、「地域の新たな可能性や多様性を認め合う社会」というテーマに興味のあるさまざまな人々に向けた内容となるという。
同シンポジウム事務局の万波智美さんは「ユニバーサルデザインの広がりや可能性を実際に体感いただくためにも一人でも多くの方に来場いただき、新たな気付きを持ち帰っていただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は14時30分~17時30分(14時開場)。参加無料。申し込みはホームページで受け付ける。