フリーペーパー編集長、「知的」をテーマに専門家と公開対談

科学技術と個人について語る西村秀雄教授(右)と中西編集長(左)

科学技術と個人について語る西村秀雄教授(右)と中西編集長(左)

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 金沢アートイベントカレンダー「Equal(イコール)」(編集部=金沢市松寺町子)が「知的」をテーマに展開する公開対談シリーズの第1回が6月22日、G-WING’Sギャラリー(松寺町子)で行われた。

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 「イコール」は、金沢を中心とした北陸の美術館やギャラリーなどで開催される展覧会・イベント情報とアートにまつわる話題を掲載するフリーペーパーで、壁面緑化を専門とする中西研大郎さんが編集長を務める。人が作り出すという意味で人工的なものであるアートと、自然の産物である植物とのはざまにいる中西編集長は、アートと人工物、言語と非言語を対照させながら、「アートとは何か」について考えを巡らせている。そうした中、さまざまな分野の専門家との対話を通じ、「アートとは何か」「知的であるということはどういうことか」について考察するために公開対談を企画した。

 初回のゲストとして招かれたのは、金沢工業大学の西村秀雄教授。科学技術者倫理学を専門とする西村教授は、科学技術と社会が密接に関連しているにもかかわらず、現代の日本社会が科学技術に依存しているということを忘れがちであることを指摘し、グローバル化した社会の中で個人がどのような選択をしてどのような行動をとるべきかを提案した。西村教授と中西編集長は、エコロジー活動などについてさまざまな立場からの思惑を例に挙げながら、目の前にあるものに縛られがちなモノ中心社会・人間中心主義の問題点や対処法について、集まった7人の参加者とともに語り合った。

金澤アートイベントカレンダー・イコール北陸3県のアートイベントが一覧できるフリーペーパー創刊(金沢経済新聞)西村秀雄教授 

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