金沢市民芸術村(金沢市大和町1)で5月16日、県内外で活躍中のダンス・アーティストが参加するイベント「Ishikawa Dance Festival」が開催される。
県内在住や石川県にゆかりのある、新進気鋭の若手から世界的に有名なアーティストまで35人以上が参加する同イベント。テレビドラマ等で話題のコンテンポラリーダンスやヒップホップ、舞踏など、さまざまなジャンルのダンス作品や、映像・音楽とのコラボレーションが披露される。
企画・運営するのは、石川県能美市出身の宝栄美希さんが代表を務める「北陸つなげて広げるプロジェクト」。自身も国内外でダンサーとして活動する宝栄さんは「北陸新幹線開業に合わせて、北陸のアートシーンを盛り上げるために発足したプロジェクトの一環として行う。北陸出身の国内外で活躍するアーティストについて知ってもらうとともに、地元の人たちにダンスの楽しさを伝えたい」と話す。
同イベントでは、1976(昭和51)年から金沢を拠点に国内外で活躍する「金沢舞踏館」の作品「ワタシはアリス」や、「東京と金沢の『距離と愛』が新幹線開業によってどう変化していくのか?」をテーマに、宝栄さんらがイベントのために制作した作品など、3つの有料公演が行われる。複数の無料公演も予定し、会場の円形広場で開催される「踊ろよ音頭」では、来場者がオリジナルの音楽と歌に合わせて振り付けされた踊りに参加することができる。
宝栄さんは「芸術や文化に触れたいという人、ダンスや身体表現に関心・興味がある人はもちろん、興味がない人も気軽に参加してほしい。ここでしか見られないパフォーマンスを楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
有料公演の料金は各1,000円。 3公演通し券は、一般=2,500円、学生・65歳以上=2,000円。未就学児は無料。