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金沢市内8ホテルで「のと里山海道」テーマにランチラリー、通行無料化で

「金沢ニューグランドホテル」のランチ

「金沢ニューグランドホテル」のランチ

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 「金沢ホテル懇話会」は5月13日、自動車専用道路「ふるさと紀行 のと里山海道(かいどう)」(旧能登有料道路)の全線無料化を記念して、同道路を共通テーマにした「ランチスタンプラリー」を始めた。加盟する8つの都市型ホテルが能登の山海の幸をふんだんに使ったフランス料理、中国料理、日本料理を一律1,500円で提供し、市民や観光客らに食べ比べを楽しんでもらう。

能登の食材をふんだんに使い、フルコースに仕立てたランチ

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 同道路は金沢市に隣接する内灘町と、奥能登にある能登空港(輪島市、穴水町、能登町)を結ぶ全長88.7キロメートルの県道。1982(昭和57)年11月に全線の供用が開始され、以来、有料道路としてきた。

 しかし、石川県が2014年度末に予定されている北陸新幹線金沢開業を前に、能登のPRに役立てようと無料化を決断。回収を終えていなかった建設費などの債権を放棄したことから、3月31日正午、全線が無料化された。

 スタンプラリーのランチは、同道路の沿線地域の食材を用いることが共通条件で、加盟ホテルの料理長やシェフらが腕によりをかけて作り上げた新メニューを提供する。

 「金沢ニューグランドホテル」(南町)は、フランス料理のフルコースに仕立てた。スープに使うのは能登豚で、魚料理は、漁港に水揚げされた鮮魚とアカイカのフリカッセに、岩のりソースをかけたニョッキを添える。デザートには、主に珠洲市で栽培される小豆「能登大納言」とカボチャのパウンドケーキ、きな粉とホワイトチョコで作ったブラマンジェなどを並べる。

 取締役総料理長の神戸正雄さんは「全てが新しいメニュー。能登にはフルコースを作れるだけの食材がある。時間をかけずに入って来るので、お魚にしても、野菜にしても鮮度の良さが魅力だ」と話す。

 「ホテル日航金沢」(本町2)は「能登ミニトマト塩こうじスープ」や、魚醤(ぎょしょう)「いしる」風味のチャーハン、「ANAクラウンプラザホテル金沢」(昭和町)は「能登豚チャーシュー」「能登金糸瓜のゴマソース」、「金沢スカイホテル」(武蔵町)は中島菜を使ったショウロンポウなど、中国料理にアレンジした。

 このほかの加盟ホテルは、「ホテル金沢」(堀川新町)、「金沢都ホテル」(此花町)、「金沢国際ホテル」(大額町)、「金沢エクセルホテル東急」(香林坊2)。

 8ホテル全てのランチを食べた利用客には、漏れなく共通ランチ券(1,500円相当)をプレゼントする。併せて、ペア宿泊券やペアディナー券が当たる抽選も行う。4ホテルのランチを食べた利用客対象の抽選も予定している。

 同会の庄田正一会長は「スタンプラリーは2回目で、前回は120人が8ホテルのランチを制覇した。北陸新幹線金沢開業までに、ランチをちょっと高めのB級グルメ『AB級グルメ』として、名物にしたい」と話す。

  ランチの提供時間は11時30分~14時。7月31日まで。

後援申請20141009
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