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金沢・金石の民家ギャラリーで「がまぐち展」-その場でオーダーも

玉付きの口金が愛らしい作品

玉付きの口金が愛らしい作品

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 空き家となった民家を利用したギャラリー「ぎゃらりぃ彰庵(しょうあん)」(金沢市金石北1、TEL076-267-5539)で6月29日、がまぐち150点を集めた個展が始まった。

会場の「ぎゃらりぃ彰庵」

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 製作したのは、金沢市在住のクラフト作家、AS78(本名・渡辺加代)さん(47)。クラッチバッグとしても使えるという縦約23センチ、幅約30センチの大型のものから、携帯電話やスマートフォンのストラップとしても使える縦、幅各5センチの小型のものまで、「財布」の概念にとらわれない多彩な作品を並べた。

 「男性はお金を入れる人が多いが、女性は携帯電話やデジタルカメラのケース、化粧ポーチなど、かばんの中の小物の整理用として使う人がほとんど」とAS78さん。

 素材も多様で、中には海外の軍隊のテントシートや手拭いを加工したものもある。

 展示品の中に気に入ったものがない場合は、あらかじめ用意された生地の中から 好みの柄を選び、その場で備え付けの足踏みミシンを使って製作してもらうこともできる。料金は1,500円~2,000円程度。

 AS78さんは「口金をつけると、布が全然違う印象になるのが面白くて作り続けている。出来上がったら、思っていたものとは違って驚くこともある」と、がまぐち製作の楽しさを語る。

 会場の「ぎゃらりぃ彰庵」は、金曜・土曜・日曜の週末限定で、蔵の2階と母屋の土間、1階の計8部屋を1日単位で貸し出すギャラリー。このうち、母屋1階の8畳間で開催中の同展では、長持ちやたんすなど、長年家人に愛用されてきた調度品を展示棚として利用。昭和の時代をほうふつとさせる会場のたたずまいが作品を引き立てている。

 開催時間は11時~17時。入場無料。7月1日まで。

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