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石川の犬保護団体がチャリティーバザー、「食費・医療費に協力を」

スタッフの家に預けられている「里親」探し中の生後2カ月の子犬たち。背中を向けているのはこの家の飼い犬「遼」

スタッフの家に預けられている「里親」探し中の生後2カ月の子犬たち。背中を向けているのはこの家の飼い犬「遼」

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 石川県南部小動物管理指導センター(小松市)に収容された犬を引き取り、新しい飼い主探しに取り組む団体「石川ドッグレスキュー」が6月24日、問屋団地きまっし広場(金沢市問屋町1)で「捨てられた犬救済のためのチャリティーバザー」を開催する。

「里親」探し中の生後2カ月の子犬たち。部屋の中を走り回って元気いっぱい

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 同グループは、代表の池田裕美子さん(金沢市)をはじめとする金沢市や白山市などの主婦ら約20人のスタッフで構成。スタッフは新しい飼い主が決まるまで犬を預かる「預かりさん」などとして活動している。

 引き取っているのは、能登地区・加賀地区の保健所に捕獲され、同センターに搬送されて処分を待つばかりとなった野犬の子どもたちや捨て犬、迷子犬、飼い主が特別養護老人ホームに入ったり、離婚したりして育てられなくなった飼い犬など。昨年度は65頭、本年度は既に14頭を引き取り、現在は「預かりさん」役の7人が約20頭を預かって家庭犬としてのマナーやルールを教えている。

 「里親」と呼ぶ新しい飼い主はブログで募集しており、ほとんどの犬は募集開始後半年までにもらい手が見つかるという。ただ、預かり期間中の食費や医療費などがかさむため、同グループでは年に数回、バザーを開いたり、寄付を募ったりして活動資金を集めている。

 24日は食器セットやタオル、おもちゃ、犬用品などこれまでに寄付を受けた不用品を販売するとともに、新たに未使用品を受け付ける。

 能登谷澄子副会長は「私たちが救える命があるなら頑張って救っていきたい。将来的には、処分される犬の数をゼロにしたい」と話す。「当日は掘り出し物があるので、犬が欲しい方でなくても遊びに来ていただければ」とも。

 開催時間は10時~13時。入場無料。

後援申請20141009
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