金沢駅から徒歩5分の路地裏に2月20日、輪島から直送の魚介や地元食材の炭火焼をメーンとする居酒屋「喜はな」(金沢市堀川町、TEL 076-254-5187)がオープンした。
古い旅館を改装した同店は、外観・インテリアともに木目調で落ち着いた雰囲気に仕上げた。店舗面積は約130平方メートルで、1階にカウンターとテーブル席の30席と2階は50人まで対応する座敷を設ける。
輪島出身の店主の実家が漁師であることから、輪島港から直送の新鮮な海の幸を売りにし、素材の持ち味を生かすため備長炭を使った炭火焼きなどシンプルな調理を心掛ける。駅前という立地からサラリーマンや観光客をターゲットに据え、客単価はランチタイム=1,000円前後、ディナータイム=4,000円程度を見込む。
ランチタイムは、日替わり定食のほか「地物海の幸をふんだんに使った海鮮ちらし丼『口福(こうふく)丼』(1,480円)がおすすめ」と店長の田村さん。寒ブリ・甘エビ・能登カキ・アンコウなど能登ならではの海の幸と、加賀野菜や能登コシヒカリ米などの地物食材に加え、珠洲の塩、輪島のサクラ醤油、輪島の天然醸造みそなど調味料まで地物にこだわる。
夜のメニューは旬の食材を使った当日のおすすめメニューのほか、定番メニューとして、「ばーちゃんの塩辛」(380円)、「金時草のおひたし」(480円)、「加賀レンコンのはす蒸し」(880円)、「どじょうの唐揚げ」(600円)、「生麩(なまふ)の天ぷら」(680円)など、郷土料理も充実させる。看板料理の炭火焼きには「サザエのつぼ焼き」(2個680円)、「北陸健康鶏のあぶり焼き」(小=780円・大=1,350円)、「軟らか牛たんのあぶり焼き」(890円)などをラインアップ。アルコールは、「天狗舞」「手取川」「常きげん」など地酒のほか、焼酎・泡盛・ワイン・カクテルなどをそろえる。田村さんは「オープンして間もない店だが、お客さんと共にこの店の雰囲気を作っていけたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、月曜~木曜=11時30分~14時・18時~24時、金曜・土曜・日曜・祝日=18時~翌2時。