金沢21世紀美術館でジャック・ロジェ監督作品上映-「映画の極意シリーズ」で

フランスの映画監督「ジャック・ロジェ」

フランスの映画監督「ジャック・ロジェ」

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で7月17日~19日、「映画の極意シリーズ」として「ジャック・ロジェのヴァカンス」が開催される。

映画の一場面

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 同シリーズは、同館のシアター21を会場に政治、社会、哲学、生と死、消費文化、人間の不条理、遊び、時代と娯楽、映像美など、テーマごとにセレクトした作品を上映するほか、ゲストによるトークを併せて行う企画。これまで、第1回(2004年)の「ジェームズ・コバーン 男の極意」を皮切りに、青春の極意、人間観察の極意、女性映画の極意、エンターテインメントの極意、アイドル映画の極意など、多岐にわたる企画で実施してきた。

 シリーズ9回目となる今回は、1960年代のフランスでストーリー展開やカメラワークなど、当時としては斬新な試みで一世を風靡(ふうび)した映画運動「ヌーベルバーグ」の旗手の1人で、映画ファンの間でもカルト的な存在として知られるジャック・ロジェ監督を特集する。現在までに製作された映画は十数本という寡作の伝統作家による代表作6本を上映する。ロジェ監督の映画の見どころや、当時の若者と現代に生きる若者世代について幅広く語るトークには、映画雑誌のエディターやテレビキャスターとして活躍しているフローラン・ダバディさんを迎える。

 上映するのは、ロジェ氏の作品の中で最もコミカルな「メーヌ・オセアン」(1986年ジャン・ヴィゴ賞受賞)、60年代の若い女性の人生観を映し出した「オルエットの方へ」と「アデュー・フィリピーヌ」のほか、短編の「ブルー・ジーンズ」「バルドー/ゴダール」「パパラッツィ」の3作品。

 同館広報室担当者は「画面に流れるゆったりした時間のように、ロジェ監督の世界観が徐々に浮き彫りになってくるのを楽しんでほしい」と来館を呼びかける。

 料金は、1回鑑賞券=1,200円、トーク+1回鑑賞券=2,000円、トーク+2回鑑賞券=3,000円。上映スケジュールは同館サイトで確認できる。

後援申請20141009
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