県産酒米「石川門」と金沢酵母を使った日本酒-老舗・福光屋が発売

福光屋が発売した「福正宗 純米吟醸原酒 金澤」

福光屋が発売した「福正宗 純米吟醸原酒 金澤」

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 金沢の老舗酒蔵・福光屋(金沢市石引、TEL 076-223-1161)は4月22日、石川県産の酒造好適米「石川門」と「金沢酵母」を使用した金沢限定販売の日本酒「福正宗 純米吟醸原酒 金澤」を発売した。

福光屋が発売した「福正宗 純米大吟醸原酒 金澤」

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 1625(寛永2)年創業の同社は、金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵。百年の時をかけ酒蔵にたどり着く仕込み水「百年水」と、土づくりから農家とともに取り組む契約栽培米を使用し、伝統の職人技を受け継ぎながら酒を造り続けてきた。すべての酒を、米と水のみで醸し出す純米蔵として今回発売した同商品は、観光土産市場と地域ブランド事業の活性化を目指し、観光客・帰省客・ギフトなどの需要を見込む。初年度の販売目標は3,000本。

 同商品はさわやかな吟醸香と柔らかいうま味が特徴で、原酒ならではの深いコクが食材の風味を軽やかに引き立てる。タイやヒラメなどの白身魚、ノドグロなどの脂ののった魚のほかにも、「肉料理などオールマイティーに相性が良く、冷やか常温で飲むのがおすすめ」と同社担当者。ボトルのデザインは、透明色のフロスト瓶に金沢の作家・能川冨美子さんのプリミティブで力強い筆文字と赤箔(はく)押しの梅鉢を配したシルバー和紙ラベルを採用し、「さわやかな中味酒と洗練された文化都市」を表現する。

 同時にデザインを統一しリニューアルした「福正宗 純米大吟醸原酒 金澤」も発売。同社企画室の岡本亜矢乃さんは「地元の原料にこだわり尽くした純米蔵の味わいを、全国の人に楽しんでほしい。土産にも活用してもらえれば」と話す。

 価格は、「福正宗 純米吟醸原酒 金澤」=1,575円(720ミリリットル、化粧箱入り)、「福正宗 純米大吟醸原酒 金澤」=3,150円(同)。県内の観光物産店、百貨店、酒販店、スーパー、同社直営店で取り扱う。

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