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金沢の体験学習農園で田植え-800坪の休耕田、3世代交流の場目指す
(2009年06月24日)
金沢のNPO法人「一歩一歩楽園」が運営する山科町の体験学習農園で5月、大人と子ども合わせて市民約150人が、昔ながらの手植えの田植えとサツマイモ苗の定植を楽しんだ。
昨年4月に発足した同NPO。金沢市山科町の休耕田を活用し、土や緑と親しみながら世代間の交流を図る活動を行っている。約800坪の農地に3世代が農作業を楽しむ「ドロンコたんぼ」と「芋掘り園」を確保するほか、区画割りして希望者に貸し出す市民農園スペースもある。
同NPOで事務局を務める林勝さんが、仲間とともに「畑でもやろう」と30坪ほどの休耕地を探したことが法人設立のきっかけ。地域の農家に紹介してもらった地主から、「どうせなら大きな面積を借りてほしい」と言われ発想が切り替わったという。「以前から熟年と呼ばれる自分たちと、その息子や娘たちの世代、そして孫たちの3世代が一緒に農作業で汗を流す場を作りたいと考えていて、これが絶好のチャンスだと思った」と林さん。たちまち賛同するメンバーが集まり、地主の協力を得て約800坪の農地を借りることになった。
「一歩一歩楽園」の山科農園があるのは、住宅地から少し山の手に入ったところ。山沿いに田畑が広がり竹林が残る静かな場所で、「金沢」の名前の由来となった「芋ほり藤五郎」の言い伝えが残る地でもある。「周辺の自然環境や地域文化などにふれることで、子どもたちに郷土への愛情を深めてもらいたいという狙いがある」と林さん。「経済的にも、そして心の面でも大変に厳しい時代を生きていかなければならない子や孫の世代のために、私たちの世代が今やれるだけのことをやりたい」とも。
一歩一歩楽園は、熟年世代にとっては新しい生きがいを得る場になり、子世代にとっては支えあえる仲間との出会いの場になり、孫世代にとっては自然との貴重なふれあいの場となる。そして3世代が共同作業の体験を通して交流することで、次代を託すメッセージを伝えていくことを目指す。
同NPOでは今年も、地域の学童保育と連携して秋の収穫祭などのイベントを行うほか、心と体の健康に関する講演会も企画し、「3世代の楽園を一歩一歩創っていく」(林さん)と意気込む。
大豆栽培サークル「まめまめくらぶ」が今年の活動開始-野々市町(金沢経済新聞)金沢近郊で園児が田植え体験-地元農家、「農の現場」から食育に取り組む(金沢経済新聞)金沢で「手前みそプロジェクト」始動-限界集落で畑の開墾に着手(金沢経済新聞)一歩一歩楽園
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