「酒蔵スイーツ」のバレンタイン-金沢・福光屋が期間限定で新味4種を発売

福光屋の「こづちチョコ」

福光屋の「こづちチョコ」

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 金沢の老舗酒蔵「福光屋」(金沢市石引2、TEL076-223-1161)がバレンタイン用ギフトとして、「酒蔵スイーツ」を期間限定で販売している。今年、新たに長期熟成酒を練り込んだチョコレートなど4種を加え、日本酒離れが進む中、気軽に楽しめる商品で日本酒ファンの増加に期待する。

福光屋の山田錦大吟醸生貯蔵酒「バレンタインこづちラベル」

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 新商品「こづちチョコ」(8個入り、1,260円)は、ベネズエラ産の最高品質のカカオ豆「カレネロ種」を使ったビターチョコレートに米のパフを詰め、食感が楽しめる。「幸運を生む」と言われ、同社の社標にも使われている「打出の小づち」を型取ったかわいいデザインが特徴。

 「百々登勢チョココロネ」(6個入り、1,680円)は、サクっと焼き上げた生地に長期熟成酒「百々登勢(ももとせ)」を練りこみ、隠し味に純米の甘酒を加えチョコの味を深めている。「百々登勢」は同社で人気の長期熟成濃熟タイプの日本酒で、ワインのような芳醇な味わいが特徴。

 「こづちバウムクーヘン」(2,400円)は、ドイツの伝統的な製法で何層にも焼き上げた生地に吟醸酒の粕(かす)を練り込み、しっとりした味わいに仕上げている。

 山田錦大吟醸生貯蔵酒「バレンタインこづちラベル」(300ミリリットル、1,260円)は、酒米の最高峰である山田錦を50%まで磨き醸した華やかな吟醸香ときめ細やかな味わいが特徴。

 そのほか、濃厚でクリーミーな「百々登勢ショコラリキュール180ミリリットル」と「こづちチョコ8個」の詰め合わせのギフト(3,200円)も扱う。2月14日まで同社の直営店とオンラインショップで販売する。

 同社では2004年から、酒蔵ならではの原料を使用したスイーツの開発を手がけ、バレンタイン商品への需要も増えている。同社企画室の岡本亜矢乃さんは「これらのシリーズの商品をきっかけとして、日本酒になじみのない若い人や女性など幅広い人に『醗酵(はっこう)』という神秘ともいえるメカニズムから生まれる日本酒の素晴らしさ、無限の可能性を感じてほしい」と話す。同社は2001年からすべての日本酒を純米造りに切り替え、生産高万石単位の酒蔵では唯一の純米蔵として、米や酵母、麹、乳酸菌を生かしたコメ発酵液を用いて化粧品などの商品研究と開発にも先進的な取り組みを行っている。

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