プレスリリース

《能登半島地震1周年》被災医師から未来への教訓と提言。映像アーカイブ30コンテンツを公開

リリース発行企業:公益社団法人 石川県医師会

情報提供:


映像アーカイブ「医師たちの奮闘 -令和6年能登半島地震/能登豪雨-」

公益社団法人石川県医師会(石川県金沢市、会長:安田健二)と「MuTube -被災地と未災地をよくするメディア-」を運営する株式会社Mutubi(本社:石川県金沢市、代表:加藤愛梨)は、2024年元日に発生した能登半島地震から1年を迎えるに先立ち、2024年12月25日(水)に映像アーカイブ「医師たちの奮闘 -能登半島地震/能登豪雨-」(一部、記事)を公開しました。
本プロジェクトについて

アーカイブページではマップ上の病院名をクリックすると映像(記事)へ遷移する 


災害医療の指揮現場について語る秋冨 慎司氏(石川県医師会参与(左))、安田 健二氏(石川県医師会長(中央左))、    齊藤 典才氏(石川県医師会理事/JMAT調整本部長(中央右))、佐原 博之氏(日本医師会常任理事(右))

本企画は、能登半島地震で石川県医師会災害対策本部およびJMAT調整本部を設置・運営し、被災地の医療支援を担ってきた公益社団法人石川県医師会と、地震発生3日後から能登に住み込み、情報収集と映像制作による発信を行ってきた被災地メディア「MuTube-被災地と未災地をよくするメディア-」によるコラボ事業。その他、公益社団法人日本医師会および一般社団法人能登北部医師会の協力により実現した。
これまでに能登半島地震の被災4市町を中心としたクリニックおよび総合病院の28施設において、災害対応の主力となった院長や医師に対しヒアリングを実施。発災当時の状況からその後の医院の運営状況を、写真・映像を組み込みながら映像または記事により記録した。 
代表コメント

公益団法人石川県医師会 会長・安田健二

公益社団法人石川県医師会 会長・安田健二
2024年、石川県は1月1日の能登半島地震、9月21日の奥能登豪雨と立て続けに被害に見舞われました。石川県医師会はこの貴重な経験を教訓にするために、被災した多くの先生方が全国の医療関係者に伝えたい教訓をまとめることにいたしました。今回、被災の中心となった能登北部は、県内でも高い高齢化率48%、医師偏在指数は全国2次医療圏335地域のうち、320番目の医療過疎地域でもあります。復旧・復興へと向かう能登は「夢とロマンと片手にそろばん」を持ち、周回遅れのトップランナーを目指せばいいと私は考えております。
全国からのJMAT派遣は延べ1万2千人を超え、被災地に大きな希望をもたらしてくれました。これまでにご協力をいただいた全国の医療従事者および多くの支援者の方々に感謝をお伝えするとともに、災害時の医療体制における課題や反省点を次なる災害対応に活かすための使命を持って、お伝えしていきたいと思っております。



株式会社Mutubi 代表取締役社長・加藤愛梨

株式会社Mutubi 代表取締役社長・加藤愛梨
これまで、被災2市2町を中心にご許可をいただいたほぼすべての医療機関を取材してきました。そこで明らかになったのは、被災状況下での新たな健康問題や、震災によって急加速した人口減少(=患者減少)そのもの、発災直後の応急対応から地域全体の復旧・復興にまで自らの意思で向き合う先生方のお姿でした。
「医師たちの奮闘」はこれからも続く長い道のりにおいてのほんの序盤にすぎません。そして今能登で起きていることは、気候変動による自然災害の増加や超高齢化への一途をたどる日本社会の未来を映しています。
17年前にも大地震を経験した能登の先生方は、当時の経験を確実に肥やしにしてきました。「同じ経験を誰にもしてほしくない」と切に願う”先輩”の声に傾聴し、これからの災害対策がよりよく転じることを祈っています。
団体概要
【法人概要】
法人名:公益社団法人石川県医師会
所在地:石川県金沢市鞍月東2丁目48番地
代表:会長 安田健二
設立:1907年7月
HP:https://www.ishikawa.med.or.jp

【会社概要】
社名:株式会社Mutubi
本社所在地:石川県金沢市此花町5番6号 ライフ金沢第1ビル 601A
代表:代表取締役 加藤愛梨
設立:2024年5月
事業内容:社会課題解決を目的とした企画・プロデュースおよびコンサルティング業務、被災地でのイベント・ツアー等の企画・運営、メディア運営、クリエイティブ制作など
HP:https://mutubi.com

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