プレスリリース

【愛ふぁーむプロジェクト】令和6年能登半島地震2次避難者向け企画「ちょい飲みバーイベント」に協賛。被災者に栄養価を考慮した料理やお酒をふるまい、心温まるひとときを提供。3月24日、金沢にて開催しました

リリース発行企業:一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト

情報提供:

 2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震で被災された全ての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。  2024年3月24日、一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト(所在地:愛知県名古屋市中区丸の内、理事長・プロジェクトマネージャー:若林 達也)は、ASMEDIA株式会社(本社:石川県金沢市森山、代表取締役:長坂 紅翠香)が主催する令和6年能登半島地震の2次避難者に向けた企画「ちょい飲みバーイベント」に協賛しました。  このイベントは、避難生活で未だ解消されない窮屈な現状や災害のストレスから少し離れ、被災者の方にリラックスして癒しのひとときをお過ごしいただきたく企画されました。当日は、金沢のガストロバル「comer(コメール)」の北川 悠介シェフが手掛けるタパスと石川県産のお酒やワインをふるまいました。参加者の皆様に喜んでいただけて、大変嬉しく思っております。


(左)主催者:ASMEDIA株式会社 代表取締役長坂 紅翠香氏 (右)シェフ:comer(コメール)北川 悠介氏

2次避難者向け「ちょい飲みバーイベント」【ASMEDIA主催・愛ふぁーむプロジェクト協賛】開催報告


■開催目的
 本イベントは、2次避難生活を送る方々に、お酒と共に、野菜・肉・卵などのタンパク質を含む栄養バランスの考慮されたおつまみを楽しんでいただきながら、以下の目標を達成することを目的に開催されました。
1.一時的でも心の安らぎを得ていただくこと
2.交流の場所を提供すること
3.栄養面のサポートを行うこと
タパス(スペインおつまみ)をふるまいました。

■主催者の長坂 紅翠香(ASMEDIA株式会社 代表取締役)氏より御礼のコメント
「イベントの企画のきっかけとなったのは、愛ふぁーむプロジェクト代表の若林 達也様が、能登出身で震災の被害を受けた私宛に、『被災地のために何か支援がしたい』と強い申し入れをしてくれたためです。この度は、ご協賛いただき誠にありがとうございました。愛ふぁーむプロジェクトの皆様から心温まるご理解とご支援をいただき、このような素晴らしいイベントを実現できたことに心から感謝申し上げます。」
主催者:ASMEDIA株式会社 代表取締役長坂 紅翠香氏

■イベント概要
イベント名:2次避難者向け「ちょい飲みバーイベント」【ASMEDIA主催・愛ふぁーむプロジェクト協賛】
日時:2024年3月24日(日)18:00~
場所:ザ ステーションバー ミクソロジー(石川県金沢市広岡1丁目9-16 マストスクエア金沢 2F)
対象者:令和6年能登半島地震の影響で2次避難している方および被災者
参加費:無料


■提供メニュー
 健康面のサポートとして、避難生活の中で不足しがちな野菜やタンパク質を摂取できるよう栄養に考慮したメニューをご提供しました。

【タパス(スペインおつまみ)】
・キャロットラペ
・加賀れんこんのブニュエロ
・鰯のボカディージョ(スペインサンドイッチ)
・トルティージャ(スペインオムレツ)
・チキン モルーノ風
・百万石パエリア ホタルイカ
・サラミ、チーズ
(左上)鰯のボカディージョ スペインサンドイッチ(右上)鰯のボカディージョ スペインサンドイッチ(左下)キャロットラペ(右下)チキン モルーノ風
百万石パエリア ホタルイカ
【飲み物】
・日本酒(宗玄酒造「宗玄」、数馬酒造「竹葉」、吉田酒造店「吉田蔵u」)他
・ワイン12種類
・ノンアルコールドリンク(野菜ジュース、お茶)
お酒やノンアルコールドリンクをふるまいました。
※お酒は適量に、健康を害することのないよう配慮しました。


■シェフの紹介
 ミシュランガイドで2つ星を獲得する「respiracion(レスピラシオン)」が展開するガストロバル「comer(コメール)」の北川 悠介シェフが、本イベントで腕を振るってくださいました。
「comer(コメール)」北川 悠介シェフ
【シェフ 北川 悠介氏 プロフィール】
和食店で5年修業後、東京・神楽坂のビストロ「アガリス」で6年、スペイン料理店で6年修業し、様々な技術を身に付ける。ミシュランガイド北陸2021にて2つ星を獲得した「レスピラシオン」のシェフとして日々研鑽し、現在は「comer(コメール)」にて腕を振るう。様々なジャンルで培った経験を一皿に。
comer(コメール)HP:https://comer.gorp.jp/


イベント参加者の声――地震で疲弊する日々から一時の安らぎを求めて――



( )はイベント参加者のご自宅がある地域です。

●中西さん(能登島)
「1年半前に能登島に移住してきました。今回震災に遭って金沢に2次避難していますが、ホテルを転々とせねばならず、今日の時点(3月24日)でもう5軒目です。3月末には出ていかなければならないのですが、次に行く場所も決まっていないので、毎日不安に襲われる日々です。被災者に寄り添うイベントを開催してくださり、ありがとうございます。」

●Hさん(珠洲市)
「珠洲にある会社も休業しており金沢に避難しています。土地に不慣れで飲食店の場所が分からないので、久々に外食できて嬉しいです。今後、別の場所でやり直そうにもお金の面でも不安がいっぱいある状況です。」

●Sさん(輪島市門前町)
「隆起がひどくて家が全壊しました。みなし仮設に入っておりますが、固定でかかるお金もあり、お金の面でも不安がいっぱいあります。」

●イベントに1番に予約をしてくれたご夫婦(珠洲市)
「家は全壊してしまったので、地元に帰りたいけど帰れません。2023年5月に震度6の地震があった際に建物を直し終えたばかりだというのに、2024年元旦にこんなことになり、もう心が折れてしまいました。」

●Mさん(輪島市)
「2次避難先のホテルは3軒目で、次もまた移動することになるだろうから不安。憩いの場が欲しかったので嬉しいです。お酒も料理も美味しい。」

●Tさん(輪島市)
「みなし仮設にいますが、固定費は全て自費なのでお金の面でも不安がいっぱいです。SNSでの情報収集もうまくないので、炊き出しにも先日初めて行きました。心労もあり、何もかも上の空で、いつもできていたことができない程でした。パッと飲みに行くところが欲しかったので嬉しいです。」

●「南谷良枝商店」南谷 良枝さん(輪島市)
「今回のイベントで、震災後初めてお酒が飲めました。震災関連のことで心にも余裕がなく、片付けなどに時間を取られ、心配してメールをくださった方にも元旦から返信できていない状態です。なかなか人と集まる機会もなく、今回このような機会をいただけて嬉しく思います。」

 輪島朝市のトレードマークでもある南谷 良枝さんは、親子3世代にわたって海産加工品店を営んでいます。震災の影響で倉庫が地割れに巻き込まれ、2mもの段差が発生し、建物も大きく傾いてしまいました。6年前に大きな設備投資を行い、数千万円のローンを抱えた状態で被災してしまいました。さらに先代から受け継がれてきた魚醤(いしる)や糠漬け樽も失ってしまいました。
(左)主催者:ASMEDIA株式会社 代表取締役長坂 紅翠香氏 (右)参加者:「南谷良枝商店」南谷 良枝さん
(左)「南谷良枝商店」南谷 美有さん (右)「南谷良枝商店」南谷 良枝さん
 しかし、輪島の伝統文化を絶やしたくないという思いから、輪島の地で再建するために、娘の美有さん(22歳)とともにクラウドファンディングに挑戦中です。
「南谷良枝商店」クラウドファンディング https://readyfor.jp/projects/137090
(左)「南谷良枝商店」南谷 美有さん (右)「南谷良枝商店」南谷 良枝さん


【愛ふぁーむプロジェクト】愛知・岐阜・三重の飲食店と企業が「農業×福祉×飲食」の「農福食連携」を目指す~育てる人、つくる人、食べる人 みんなを笑顔にしたい~




■愛ふぁーむプロジェクトとは
「一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト」理事長・プロジェクトマネージャー 若林 達也
 「一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト」(以下、愛ふぁーむプロジェクト)は、愛知・岐阜・三重の飲食店と企業が「農業×福祉×飲食」の「農福食連携」を目指して立ち上げた団体です。株式会社バイタル(三重県津市 代表取締役 若林 達也)、株式会社千代田不動産(愛知県津島市 代表取締役 近藤 利一)、kitchen俊貴株式会社(愛知県名古屋市 代表取締役 阿井 俊貴)が共同で運営しています。

 愛ふぁーむプロジェクトは、誰ひとり取り残さない社会の実現に向けて、働きたくても障がい者であるために雇用機会に恵まれない方々と、農業従事者の減少問題という現在の社会が抱える課題を解決すべく、愛知・岐阜・三重の飲食店と企業が立ち上がり結成されました。
 昨今、障がい者の方々に社会参加の場を提供する施設や事業所、企業が増えてきました。農業に関しても「ノウフク(農福連携)」など、国の施策により「育てる人」の市場創出の取り組みは広がりつつありますが、障がいのある方々が携わった農作物を十分に提供できる場が整っていないことが課題と言えます。私たちに出来ることは、障がいのある方が生産から出荷までの工程のいずれかに携わった食品をその先の「つくる人」「食べる人」へ繋ぎ、消費に貢献することです。

 現在、愛知・岐阜・三重の31店舗の飲食店、4つの農業団体・事業所、11社の企業が同プロジェクトの思いに賛同し、活動を推進しています。プロジェクトメンバーである加盟飲食店では、障がい者の方々が大切に育てた農作物を自店のメニューに取り入れ、来店されたお客様に提供しています。障がいを持つ方が大切に育てられた農作物の「おいしさ」をお客様に知っていただき、地産地消で支援の輪を広げています。私たちは、『おいしい一皿は、時に人の考え方をも変えることができる。食の価値観の多様化は社会全体の幸せに繋がる』と確信しています。
 また、農業に関わった障がい者の方々は、おいしく美しく調理された農作物を見て誇らしく思うことでしょう。それは生産力や農作物の品質の向上に繋がり、さらには障がい者の雇用拡大や雇用継続に直結します。これにより、障がい者の方々の賃金UPや自立支援、そして新規就農者の増加が期待されます。
愛ふぁーむプロジェクトでは、障がいを持つ方々が農作物の生産から出荷までの工程のいずれかに携わります。
 全ての方が食を通して社会福祉に貢献できる「農福食連携」の生産サイクルを創出することで、育てる人、つくる人、食べる人みんなが笑顔になれる社会の実現を目指し、サステナビリティに配慮した責任ある事業活動を行うとともに、SDGs(継続可能な開発目標)の達成に向けて、社会福祉への貢献、産業の発展促進、人権に関する取り組みを中心としたサービスを提供してまいります。

関連記事:https://www.asmedia-japan.com/news/9651
 
■団体概要
団体名:一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト
理事長・プロジェクトマネージャー:若林 達也
プロジェクトリーダー:近藤 利一、阿井 俊貴
所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2-16-23 GS丸の内二丁目bldg.7階
電話番号:080-9492-0484
設立日:2023年1月6日
URL:https://ai-farm-pj.com/

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