リリース発行企業:株式会社高島屋
令和6年能登半島地震復興支援企画
石川の工芸のある暮らし ~復興へのみち、次なる挑戦~
<会期>2024年1月11日(土)→ 13日(月・祝)
<会場>日本橋高島屋S.C. 本館8階 催会場
<主催>石川県伝統産業振興協議会/金沢商工会議所
<後援>石川県
<HP>https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/ishikawa/index.html
※1月7日17時30分公開予定
2024年1月1日の能登半島地震が発生し、輪島塗をはじめ石川県の工芸界も甚大な被害を受けました。それから約1年が経ち、日本橋高島屋S.C.では2025年1月11日(土)から13日(月・祝)の3日間、令和6年能登半島地震復興支援企画として「石川の工芸のある暮らし ~復興へのみち、次なる挑戦~」を開催いたします。
石川県では江戸時代の文化振興策により現代まで受け継がれる華やかな工芸文化の数々が花開きました。「輪島塗」「山中漆器」「金沢漆器」に代表される漆芸品、「九谷焼」をはじめとする焼き物、「加賀友禅」「牛首紬」「加賀?墸」などの着物、金箔のシェア100%を誇る「金沢箔」、漆芸や木工の技を盛り込んだ「金沢仏壇」など、石川県の伝統工芸品36業種には、百万石文化の歴史と進化の足跡が刻まれています。
本展ではこれらの石川県の工芸産地の代表作品の中から選りすぐった約6,000点の伝統工芸品を取り揃え販売いたします。また会場では、食環境プロデューサー「木村ふみ氏」が石川の伝統工芸を用いて〔工芸のある暮らし〕を提案する特別展示、被災地の復興への歩みを紹介する写真や動画、商品の展示、倒壊してしまった工房から奇跡的に無傷の状態で運び出されたヴィオラ・ヴァイオリンの展示およびヴァイオリン演奏などを通じ、石川県の工芸品の魅力や被災・復興について多くの方に知っていただく機会を提供することで、復興の支援に繋げてまいります。
販売商品一例
<出展工芸品>
・輪島塗・山中漆器・金沢漆器・金沢箔・牛首紬・金沢仏壇・九谷焼・加賀友禅・加賀?墸
・金沢クラフト
<実演販売>
会期中、(有)匠楽 Otk大竹仏壇製作所の職人による金沢仏壇の蒔絵の実演をいたします。
■輪島塗 (有)角知漆器店 玉虫張天使蒔絵 宝石箱(15×11.5×高さ10.5cm) 1,350,000円(2点限り)
■山中漆器 (株)いけだ iroikoi 波形置皿湖上の桜(40×18.7×5.4cm) 6,930円(5点限り)
■金沢漆器 (有)漆器の(株)能作 麦蒔絵丸小菓子器 (木製、直系8×高さ8cm) 66,000円(各1点限り)
■牛首紬 加藤手織牛首つむぎ 牛首紬一ツ身(3才用、絹100%) 73,000円(5点限り) 牛首紬法被(3才用、絹100%) 28,000円(9点限り)
■加賀?墸 加賀?墸IMAI 12か月刺?墸額 2月節分(9×9cm) 16,500円(3点限り)
※商品の価格は消費税を含む総額で表記しています。
特別展〔石川の工芸のある暮らし〕
2025年、復興と共に新たなる挑戦へ。
日本の暮らしの中で欠かせないアイテムとなっている石川の伝統工芸作品を、国内を代表するテーブルコーディネーターで食環境プロデューサーの木村ふみ氏監修で、「12カ月盆」「器ごよみ」「五節句」「日常使い」などのテーマによるテーブルコーディネートでご覧いただけます。木村ふみ氏による工芸品のコーディネートは、明日すぐに真似したい素敵な和の魅力に溢れています。
イメージ
奇跡の弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ)展示・演奏
被災後、地震により倒壊してしまった工房から、漆の深い色合いとつやが美しく、側面には蒔絵の技法を用いて花が描かれた輪島塗職人八井汎親(やつい・ひろちか)氏が手掛けた集大成の作品(漆塗が施された弦楽器)7挺の内ヴァイオリンやヴィオラなど4挺の弦楽器が奇跡的に無傷の状態で運びだされました。
今回、震災後石川県外では初めて、この無傷で運び出された弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ)を展示する他、
このヴァイオリンによる演奏も披露いたします。
ヴァイオリン演奏イベント
<日時> 2025年1月11日(土) 11:00
<会場>「石川の工芸のある暮らし」会場内
<演奏者> 竹田 樹莉果(たけだ じゅりか)
<演奏曲目> エトピリカ(作曲:葉加瀬太郎)
輪島・漆塗りのヴァイオリン「綾の鼓」
通常ヴァイオリン製作に使われるニスの代わりに漆を使用。側面に更紗花模様、テールピースに千鳥の意匠を用いています。美しい音色で、能登の復興に向け人々を元気づけてくれます。
※輪島市 大徹八井漆器工房 所蔵品
輪島・漆塗りのヴァイオリン「綾の鼓」
復興特別展示
震災後、職人たちの努力もあり現在では漸く製作活動が再開されました。
輪島塗業界では復興に向けて製造できるものからと、4月から徐々に製作活動を再開。その最も身近な商品が「輪島塗ボールペン」などのアイテムです。珠洲焼業界においても多くの事業所の窯が震災により倒壊してしまいました。珠洲焼の火を絶やさない為、珠洲市において共同窯を修繕し、現在は職人が徐々に製作活動を再開しています。
復興特別コーナーでは震災後に製作された、力強く立ち向かう被災地の新たなる商品(「輪島塗」7点、「珠洲焼」1点)を展示する他、被災産地の復興への歩みをパネル3枚や動画でお伝えいたします。
輪島市内 ※イメージ(石川県HPから)
輪島塗ボールペン
※その他にも、「輪島塗を未来にTSUNAGU」(1月8日(土)→14日(火) 本館1階正面イベントスペース)などで、石川県の工芸品を販売いたします。
<お問合せ先> 日本橋高島屋 TEL:03-3211-4111(代表)