小松市の国道8号蓮代寺インターそばに4月22日、「道の駅こまつ木場潟」(小松市蓮代寺町、TEL0761-25-1188)がオープンした。
場内では、小松の郷土料理を中心に提供する農家風レストラン「味処 四季彩(しきさい)」も営業を開始し、県内出身で「和の鉄人」として知られる料理人道場六三郎さんが考案した焼きおにぎりの定食なども提供する。同レストランのモットーは、「できるだけ地元で採れる旬の野菜を使った手作り料理を提供すること」(駅長の東浩一さん)。メニューは、昨年11月にJA小松市職員や農家らが持ち寄った原案を道場さんが監修。道場さんが作り方を伝授した、いった米ぬかとゴマ、さんしょうなどをまぶした焼きおにぎりも加えた。
定食は、このおにぎりに豚汁、サラダを添えた「六さん健康おにぎり定食」、九谷焼の器に小松・東山産のタケノコを使った炊き込みご飯、天ぷら、治部煮、みそ汁などを盛った「竹取御膳」など。ほかにも近海で揚がった魚のさつま揚げをメーンに、山菜「フキタチ」の煮物、大根煮、酢の物、サラダ、みそ汁が並ぶ「うみのもん定食」やタケノコの煮物をメーンにした「やまのもん定食」などをそろえる。定食は7種類あり、竹取御膳(1,000円)のほかはすべて500~600円。
このほか、地元で300年の歴史があるとされるうどん、北陸3県でトップの出荷量を誇るトマトを用いたカレー、地物のイチゴや加賀市で作られた梨ジュースを利用したオリジナルソフトクリームも提供する。店内はテーブル席のみで54席。割りばしも地元で育った杉の間伐材を利用している。
東さんは「タケノコの季節が終わったら、ほかの旬の野菜を使った料理に切り替えていく。ほとんどの定食を500~600円にしているので、リピーターになってもらい何度でも食べにきていただきたい」と期待を込める。
同レストランの営業時間は9時~19時。定食の提供は11時からで、無くなり次第終了する。